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及川side
俺は今凄いソワソワしながら、佐々木公園に向かっている。
今日は、Aちゃんと初めて出かけに行ける。
岩ちゃんのおかげだけど。
岩ちゃんがAちゃんの連絡先持ってたのは驚いたけどまあ良しとしよう。
俺は、佐々木公園について携帯の画面で髪の毛をチェックした。
よし、大丈夫、寝癖も治したし。
待ち合わせ場所に向かうと、そこには2人の男子とAちゃんが居た。
友達だろうか?
そう思い近寄ってみると
男「え、君一人?良かったらこの後カラオケとかどう?」
男「奢るからさっ!いこいこ」
、、えっ!?な、ナンパされてる!?!
俺は焦りと同時にイライラし、その男子に近寄ったが
『え、1人?もう1人見えませんか?』
男「え、」
『え、見えませんか?友達と今いるんすけど』
男「え、あ、いや」
男「お、おい、行こーぜ」
、、、、。
さっきまでナンパしていた男たちが去るのを確認したあと、俺はAちゃんに駆け寄った。
及川「やっほ」
『あれ?及川さん?岩泉さんかと』
及川「え、あ、いや、岩泉ちゃんは風邪」
『そうなんすね』
さすがすぎる。
そんなんで納得するあたりAちゃんらしいよね。
いや、てか、
及川「さっきの何?」
『何がですか?』
及川「いやさっきの「2人いるんですけど見えませんか?」ってやつ」
『ああ、知らない男の人に話しかけられたらそう言えって友達に言われました』
及川「その友達なかなかセンスいいよね」
『いや、服のセンスは悪いっすね』
及川「それ、友達なのかな?!?」
てか俺がナンパ野郎退治しようとかっこいいところ見せようとしたのに。
この子はやはり他の子とは違う。
まあ、そこがいいんだけどさ。
『で、なんか用ですか?』
及川「えっ!?」
『いや、呼び出されたのでなんか用かなと』
及川「、、Aちゃん、映画好き?」
『はい、好きです。バイオ○ザードとかめっちゃ好きです。』
及川「まさかのゾンビなのね、しかも、それ一択なのね」
俺は意を決して話した。
及川「い、一緒に映画観ない?」
そう言うと、Aちゃんは目をきらきらさせて『行きますっ!』と喜んだ。
及川「ほんとっ!?じゃあ、行こうか!」
映画館に向かう途中、最近見たらしいバイオ○ザードの新作について熱く語っている。
本当に好きなんだなぁ。
まあほぼネタバレだけども。
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作者名:nano | 作成日時:2020年11月21日 17時