及川徹が彼女を作らない理由【及川徹】 (ページ20)

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及川｢これはただのアイスじゃないんだよ！？｣

『新作アイスですね』

及川｢うん！い、いや、そういうことじゃないんだよ！？｣

『え、ええ』

Aちゃんは俺の言って意味が分からないらしくえ、未だに混乱している。

ど、どうして、分からないんだ、、。
普通わかるんじゃないの？？
Aちゃんから貰ったアイスだから食べれらないってことを言っているのに、、。

及川｢Aちゃんが奢ってくれたアイスだから、、食べるの勿体ないんだよ、、、｣

俺は下を少し俯きボソボソとAちゃんに聞こえるか聞こえない程度の声で呟いた。

Aちゃんは俺の事を見て『あははっ』と笑いだした。

俺はAちゃんの笑い声に驚いてAちゃんのことを見る。

俺はAちゃんの笑顔を見て、固まった。

なんか久しぶりに見たかも、Aちゃんの笑顔。

やっぱり可愛い。

『そんな、いつでもアイスくらい奢りますよ』

及川｢分かってないなぁ、Aちゃん。たまになのがいいんだよ｣

『へー、』

及川｢いや興味持って！？｣

『持ってますー持ってますー』

及川｢いや嘘じゃん！それ！？｣

『つまり及川さんは私のお金で買ったアイスが上手いと？』

及川｢なんか言い方があれだけどまあそんな感じかな｣

『ふっ』

及川｢え、なにそれ！？｣

『及川さんって、本当に私と正反対ですよね』

及川｢、、え？｣

『今度は及川さんが奢ってください。ほら、チャリ出してください。』

及川｢え、あ、え、！？｣

俺はチャリに乗ると、Aちゃんは俺の腹に手を回してきた。

俺は突然の事でテンパった。

手、、手っ！？！
ち、近くなるじゃん、さっきよりも！！！

俺は何とか頑張ってペダルを漕ぐ。

やばい事故ったらあかん。
頑張るんだ俺。

『正反対ですよね』
Aちゃんのあの言葉。

深い意味があるのかな、
Aちゃんの異性のタイプ【自分と正反対の人】って言ってたけど、、。

こんなの期待してしまうに決まってる。

はぁ、、。
どう思ってるんだろ俺の事。

俺は無心でチャリを漕いでいた。

コンビニ店員(拗らせてんなぁ)