番外編1-2 ページ25
『おい、影山』
影山｢は、はい｣
私は、私の前で少し怯えながら立っている影山に話しかけた。
『私さ、言ったよね？女子の前では喧嘩すんなって』
影山｢は、はい｣
『もし、喧嘩に巻き込まれて、谷地さんが怪我でもしたらどうすんの？』
影山｢は、はい｣
『それに怖いに決まってんだろ？自分よりもでかいヤツらの喧嘩なんて』
影山｢は、はい｣
『責任取れんの？』
影山｢え、えっと、、｣
『おまえさ、、、、』
『本当にわかってる？』
私は、影山のことを睨みつけながら言った。
その私の睨みのせいなのか怖さに対して、今まで影山に歯向かっていた日向も何故か怯えだした。
影山なんてもうガタガタと震えている。
岸は、｢私は関係ない私は関係ない｣という顔をして震えながら私たちのことを見ていた。
『やめろって言ってんじゃん？』
影山｢はい、す、すみませんでした｣
『え、てかさ、』
影山｢は、はい？｣
『なんで私今お前に見下されてるの？？』
そう言うと、影山はその場にしゃがみ込んだ。
正座に近い。
その後も私は、影山に対して静かに怒り始めた。
影山は、半泣きになりながら｢すみません｣、｢申しません｣と言い続けていた。
周りのクラスの人達は、その私たちの光景に目を驚かせて、騒いでいた。
たまたま私たちのクラスを通りかかった月島くんたちが影山のことを笑っていた。
『分かったか？』
影山｢はい｣
『喧嘩するなら女子のいない所でしろよ』
影山｢う、うっす｣
岸(そういうことなのか？)
そう言うと、影山と日向は何故か私にお辞儀をしてそのままクラスを去った。
一方
日向｢な、なんで、あんな怖いんだよ、A｣
影山｢お前が余計なこと言うからだぞ、ボケェ！！｣
日向｢あんな怖いなんて聞いてないし！｣
影山｢あいつがガチギレしたところを見たことがあるけど、、、｣
影山｢圧で人殺しそうだった、、｣
影山が言った言葉に何かを察した日向は、肩を震わせてそのまま午後の授業を迎えた。
その日の部活帰り、2人は谷地さんにジュースを奢ったらしい。
めでたしめでたし。
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nano(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて光栄です！！ありがとうございます、頑張ります！（*´▽｀*） (2020年11月27日 19時) (
レス) id: 9ed173d271 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです！更新頑張ってください！応援してます！ (2020年11月24日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nano | 作成日時：2020年11月21日 0時
