検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:40,150 hit

69 ページ21

挙式が終わると岸と岩泉さんが私たちのところまで来てくれた。

岸「おめでとう、、、もう、今日分の汗を流した」

『汗っていうなよ涙って言え』

岩泉「おお〜、影山、良かったぞっ!幸せになっ!」

影山「はいっ!!死ぬ気で幸せにします」

「『「いや、死ぬな」』」

私は岸に手に持っていたブーケを渡した。

岸「え、」

『あげる』

岸「え、いいんすか?」

『おう、最初から渡すつもりだった』

岸「あ、ありがとう」

『今度はそっちが頑張れよ』

岸「うん」

岸が優しく微笑んだ。

そのあとも日向たちがお祝いの言葉を言ってくれた。
飛雄が照れながら感謝しているのを皆が見て笑った。

幸せなんかじゃ足りない。


それくらい心は暖かくて、今日という日がもったいなかった。









式が全て終わり、私たちはヘトヘトになりながら、家に帰った。

『つ、疲れた』

影山「明日休み取っててよかった、、」

『そうだね』

私たちは互いにソファに座った。

飛雄は急に立ち、どこかに行ってしまった。

携帯を開くと、沢山の写真やメッセージが来ている。
写真を見るとウエディングドレスを着た私と、スーツを着た飛雄が写っている。

改めて結婚したんだと実感した。


影山「おい」

『ん?』

飛雄の方に目を向けると、飛雄が1本のバラを持っていた。

『え、』

影山「やる」

『え、あ、え、?』

影山「いつもありがとな」

私は目を見開いた。
飛雄からそんなことを言われるなんて滅多になかったから。

そんな私の事なんて気にせずに話し続ける。

影山「高校の頃からお前のこと知ってるけどそれでも不機嫌になったり、イライラしたりすることがある」

『うん』

影山「それでもお前は俺の事ちゃんと見てくれて、見放すことなんてなくて」

『うん』

影山「当たり前だと思ってたけど、それが当たり前じゃないんだって気づいた」

『うん』

私は黙って飛雄の話を聞く。

影山「これからもそういうことがあると思う、、それでも、」



影山「俺はお前のことが好きだし、ずっと傍にいたい」




私は飛雄の言葉が胸に強く刺さり、ポタポタと涙を流してしまう。

ちくしょう、、泣かないつもりだったのに。

こんなこと言われたら、泣くしかないじゃないか。

飛雄から言われると余計に泣いてしまうじゃないか。

飛雄は驚きながら焦っている。



影山「え、え、な、なんで『私も』、、え」




『私も傍にいたい』

70→←68



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
175人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 影山飛雄
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

nano(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!!ありがとうございます、頑張ります!(*´▽`*) (2020年11月27日 19時) (レス) id: 9ed173d271 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月24日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nano | 作成日時:2020年11月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。