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女「それではこちらでお待ちください」

『あ、は、はい』

今日は人生で最初で最後の結婚式。

やばい、なんか、緊張してきた。

こんなこと初めてだし、、。

岸から朝早く《今日頑張れ》って連絡来た時は泣きそうだった。

こんなこと言われたのは、何気初かもしれない。

私は着替えを終わり、いつもとは違う自分を見た。

、、、なんか似合ってるかわかんないな。

こんな可愛くて綺麗な衣装着るのなんてほぼないし。

岸が見たら笑っちゃうかもな。

コンコン

鏡を見て少し苦笑いをしていると、扉を叩く音が聞こえた。

『はい』と声を上げるとそこには影山がいた。

影山「よお、おわった、、か」

『あ、う、ん』

お互いが目を合わせて、そのまま互いに固まった。

影山は全体的に白で統一されていてちょくちょく黒が入っているスーツを着ていた。

私が初めてスーツを見た時に勧めたやつだ。

結局、色々悩んで見たけど、お互いに選んだものになった。

だから私も影山が選んだウエディングドレスを着ている。

いつも前髪を下ろしているが今日はセットもされていて、七三分けの前髪を上げていた。

かっこいい。

いつもとは違う。

影山は顔が良いのだからちゃんとすればかっこいい。
、、、いや、普通にしてもかっこいいか。

影山「やべぇ、」

『え、』

影山「すげぇ綺麗」

『っは!?』

影山は私に近づいてきて私のことをマジマジと見てきた。

影山「俺センスあるよな」

『し、知らない』

影山「照れてんのか」

『し、知らない』

影山は声を出して笑い、私のことを見た。

影山「今まで1番綺麗だ」

『、、!』

影山は優しそうな笑顔で私の頬をさすってきた。

そんなのずるい、、。

不意打ちはずるい、、、。

『か、影山も、』

影山「?」

『凄いかっこいい』

そう言うと影山は目を見開いて、少し顔を紅くした。

『照れてるじゃん』

影山「うるせぇ、つか影山じゃねぇだろ」

『え、』

影山「今日からお前も影山なんだから」

『あ、』

そうだった。
プロポーズされた日に自分でそんなこと言ってたのに、すっかり忘れていた。

『飛雄』

影山「おう」

『かっこいい』

影山「お、おう」

『私センスあるわ』

影山「るっせぇ」

私たちは見つめ合いまた笑いあった。

まだ式は始まってもないのに心は暖かくて、幸せだった。

影山「じゃあ、また後でな」

『うん』

影山はそう言うとそのままドアから去っていった。

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nano(プロフ) - ゆいさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて光栄です!!ありがとうございます、頑張ります!(*´▽`*) (2020年11月27日 19時) (レス) id: 9ed173d271 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - この作品すきです!更新頑張ってください!応援してます! (2020年11月24日 20時) (レス) id: a2d1753a5f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nano | 作成日時:2020年11月21日 0時

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