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文化祭1週間前。
廊下や教室は徐々に文化祭に向けて準備をしている。
俺たちのクラスは、喫茶店をやるらしい。
まあ、準備なんて部活の方が忙しくて対してしていない。
怒られないけど←
飛雄のクラスは、屋台をするらしい。
俺はクラスの女子がゴミ出しを行ってるのを見て、「部室寄るし俺が持ってくよ」と言った。
まあ、少し遠回りになるけどこれくらい大したことないしな。
そう思い、ごみ捨てに向かう途中だった。
中庭で飛雄と、おそらくクラスの女子が話しているのを見た。
多分文化祭関連だろうか。
中庭に咲いている花を一緒に見ている。
女子がなにか話すと飛雄は少しフッと笑った。
それを見た女子は少し顔が紅くなり、また話し続ける。
俺はその光景を見て、胸が痛いんだ。
直ぐにその場から立ち去り、ごみ捨てに行き乱暴にゴミを捨てた。
辛かった。
飛雄が違う女子と楽しそうに話をしていて。
これは、わかる。
嫉妬だ。
別に付き合ってもないし、こんな俺が飛雄に嫉妬する資格なんてない。
でも、辛いもんは辛いに決まってる。
俺は男だし、飛雄も俺なんかよりもふわふわで可愛らしい女子にだって目は行くだろう。
誰だってそうだ。
そう思うとまた胸がチクリと痛んだ。
その日は飛雄と目が合っても特に何も話さずに早乙女と帰った。
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コッペパン(プロフ) - まじで面白くて好きです!あの夏の青春ソングって青と夏のことですか? (2021年2月23日 12時) (レス) id: 35bad60104 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nano | 作成日時:2020年10月29日 23時