検索窓
今日:23 hit、昨日:0 hit、合計:15,598 hit

63 ページ16

影山「Aは、部活とかあった?」

『うーん。あったけどあんま練習はしてない。でも、文化祭近いから放課後は練習漬けかも。まあ、最高だけど』

影山「俺と同じ気持ちじゃねぇか」

『まあね』

話しながら教室に向かっているとあっという間に、教室に着いた。

『じゃあ、またね』

影山「あ、A」

『ん?』

影山「寝癖可愛いな」

『え、』

その一言だけ言った飛雄はそのまま教室に入っていく。

俺はその言葉を聞いたあと咄嗟に、頭を押え教室にはいる。

和樹から鏡を奪い、自分の頭を見る。
そこには、ぴょこんと少し、、いや、大胆にはねている髪束があった。

あー、これの事かっ!!
うわっ!結構目立つじゃんっ!
恥ずっ!!

周りの女子もなんだか俺の事を見ていて、なんだかこの寝癖のことを見ているようでより一層恥ずかしかった。

こうなったら

『おい、和樹』

和樹「ん?何何?」

『俺の髪セットしていいぞ』

和樹「えっ!いいの?!?」

和樹は、いつも俺の髪の毛を弄りたがる。
美容師が夢だからだろうか知らないけど。

自分の髪でしろというけど、イケメンの髪だからいいんじゃんと訳の分からんことを言ってくる。

俺はセットなんてしたら目立つからいつもは嫌がるけど、これはしょうがない。
これで目立つのならかっこよくなって目立ちたいっ!

和樹は、嬉しそうにワックスを手で馴染ませ俺の髪を無造作に弄ってくる。

なんか、和樹つけすぎじゃね?大丈夫か?これ。

それを面白そうに楽しんでる他の仲間を少し睨んだ。

その日の俺は、いつも以上に色んな人から目線を感じた。

(飛雄から似合ってると言われたのは嬉しかった。少し不機嫌だったけど。)

64→←62



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 影山飛雄
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

コッペパン(プロフ) - まじで面白くて好きです!あの夏の青春ソングって青と夏のことですか? (2021年2月23日 12時) (レス) id: 35bad60104 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:nano | 作成日時:2020年10月29日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。