キラキラとまぶしいね、君は 2 ｢影山飛雄｣ (ページ15)

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花火大会からもう夏休み終盤。

あれから飛雄とはあまり連絡をとっていなかった。

なんか、合宿があるとか？なんとか？言ってたし。
春高予選前の最後の合宿らしいし集中したいんだろうな。

俺は《了解。課題も頑張れよ。》とそれだけ送った。

飛雄が合宿に行ってる間、俺は学校で文化祭に向けて練習を少ししていた。

本当にほんの少し、たったの一日。

その後は、練習練習と言いながら部室で戯れていた。

たまに、文化部の女子とかも来て盛り上がってはいたけど俺はそんなに盛り上がれなかった。

まあ原因は飛雄なんだけど。

盛り上がりたくても頭の片隅には飛雄がいて、モヤモヤしていた。

そんな呑気な夏休みも終わり、明日からはだるいだるい学校が始まる。

本当になんもしてねぇ、、って訳では無いけど。

それよりも、明日から飛雄に会えるかもしれない。

どうすればいいんだろう。

こういうのって普通気まづくなったりするけど、飛雄はどうなんだろうか。

※

次の日、学校に行くと玄関で飛雄と目が合った。

あ、飛雄だ。

影山｢あ、よお｣

と普通に挨拶をしてくれた。

やっぱり、飛雄はそんな気まずいとか考えないよな。

その飛雄の性格が俺を安心にさせた。

『やっほ。バレー漬けの夏休みお疲れ様』

影山｢最高だったけどな｣

さすが、バレー大好き人間。

『やはりか。課題終わった？』

影山｢うっ、、。昨日頑張った｣

うん。だと思ったよね。