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こいつが口が悪いなんて知らなかった。
いつも優しそうだったし。
やっぱり、俺Aのこと知ってそうで知らなかったんだな。
きちんと向き合ってなかったんだなって実感した。
影山「おい」
『ん?』
影山「お前のこと教えろよ」
『は?』
影山「お前のこと知りたい」
『え、え?』
最初は混乱していたAだったが、俺の真剣な顔を見て笑った。
影山「な、何笑ってんだよっ!」
『い、いや、ガチだったからウケるw』
影山「う、ウケ?」
『うん。教えてあげるから影山のことも知りたい。』
影山「好きなもんはバレーだ。」
『んな事わかってるわっ!!』
そう話してお互い目が合うと、笑った。
『てか、なんかさっきの影山の言葉プロポーズ見たい』
影山「まだしねぇよ」
『はいはい、冗談、、え、、?』
俺はそっぽ向きながら、Aの手を引く。
影山「帰るぞ」
『え、あ、う、うん。』
そういうのはちゃんと伝えたい。
まだ俺たちは知ったばかりだから。
もっとお前のことを知りたい。
辛いことも楽しいことも全部知りたい。
だから、今もこれからも俺の隣にいて欲しい。
ちゃんと受け止めるから。
ちゃんとお前のこと見るから。
だからその時まで、待ってて欲しい。
俺たちは、真っ白な道を歩き始めた。
ここから、どんな色にお前と染めていこうか。
end.
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nano(プロフ) - 苺さん» コメントありがとうございます!無事に完結致しました!読んでくださりありがとうございました(*´▽`*) (2020年11月21日 1時) (レス) id: 9ed173d271 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく面白いです!続き楽しみに待ってます。更新頑張ってください(о´∀`о) (2020年11月8日 14時) (レス) id: 06b64f6325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nano | 作成日時:2020年10月27日 21時