影山飛雄はいつも焦っている 【影山飛雄】

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Aはいつもテストでは上位だった。
Aは、軽音部がなかったから帰宅部にしたと言っていた。

他の奴らは、帰宅部だから家で勉強でもしてるから頭がいいと思ってる奴が多かった。

でも、Aは勉強なんてしてない。

放課後は、ほぼ毎日立川と遊んでいるのを部活帰り目にしてたし。
夜は、ギターの音色が聞こえてきたからおそらくそんなに勉強はしてない。

また運動もよく出来ていた。

バレー、バスケ、サッカーどんな球技も毎回活躍していたし、体操などもうまかった。

特に、球技大会のバレーでは俺と同じセッターの役割をしていたけどうまかった。

丁寧で仲間の打点を知っているかのようにその場所にトスを置く。

球技大会では、Aがいるチームは毎回上位にいた。

同級生が、Aのことを《才色兼備》と言っていた。
意味がわからなく、国見から辞書を借りて調べた。

その通りだと思った。

でも、決してクラスでは浮いてなかった。

流行も知ってたし、推し？というのもいたため、休憩時間はクラスメイトと楽しく話しているのを見たことがある。

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