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主side
バレー部の試合を見て、俺は友達との待ち合わせである駅に向かった。
駅が見えるとそこにはもう、友達が待っていた。
『わり、遅れた』
早乙女「いや、遅すぎ。」
康太「日が暮れるかと思った。」
和樹「シェイク奢れ」
『お前らは相変わらずだな、バレー部の試合見に行ってたんだよ。お前らが行くの断ったやつ』
早乙女「おお、そうか！どうだった？」
康太「マジで行ったのか。あ、そういえば影山っていう奴どうだった？雰囲気悪かった？」
さっきあったことは言わなくてもいいかなと思った俺は、
『いや、全然。飛雄も全然普通だったよ。あの噂は中学の頃だけだった。めっちゃバレー上手かった。多分あの中で、飛雄が一番うまい。』
和樹「まじ！？俺よりも？？」
『お前とは比べ物にならん。サーブ取ろうとしてみ？腕もげるぞ」
和樹「ひええ、、。噂だけはあるんだな、やっぱ。今度見に行こ」
早乙女「え、てか、飛雄？お前名前で呼んでんの？」
『え、あ、まあ、話したから。なんで？』
早乙女「いや、別に。お前が名前呼びってなかなかないだろ」
『あー、名前しか最初知らなかったし。あとなんか飛雄は話しやすいっていうか。」
飛雄はほかの人と違う感じがする。
さっきも俺を見ている目が凄い純粋な感じで、裏がないような。
月島に帰り誘われたときも本当は一緒に帰って、もっと飛雄と話してみたかった。
康太「まあ、とりま行こうぜ、ゲーセンな」
康太がそういったため、俺たちはゲーセンへと歩き出した。
俺は歩きながらも、飛雄のことを考えていて、あの時のサーブ上手かったなあとか、トスすげえとか考えていた。
その隣で、考えている俺の顔をじっと見ている早乙女の視線に俺は気づかなかった。
飛雄がキラキラ見えるまであともう少し。
和樹(波乱な予感がする、、、。)
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作者名：nano | 作成日時：2020年9月9日 18時
