キラキラとまぶしいね、君は「影山飛雄」 (ページ26)

今日:15 hit、昨日:1 hit、合計:30,320 hit

２３ページ26

体育館の入り口を見ていると、背が高くて茶髪のイケメン男子がいた。

すぐにそれが、女子たちが騒いでいる及川さんだと気づいた。
確かに、イケメンで笑顔がまぶしい、、。チャラいけど、、。
でも、女子が騒ぐにもわかる、、。

及川さんは、監督らしい人と話して試合の準備を始めた。

ちらっと烏野の方を見ると、みんな表情が硬くなっていた。
特に、黒髪君は目つきが悪かった。
もしかしたら、、、要注意人物なのかもしれない、、。

試合が始まって、及川さんがサーブの番になった。

一瞬だった。

ボールを上げて、飛んで打とうとしたとこまでは、まだ分かった。
その後、一瞬でボールがコートに入っていた。
激しい音とともに。

入ったボールは月島に当たり、ギャラリーまでボールが届いていた。
凄すぎる、、。
あんなにも、ボールが早く行くのだろうか、、。
あんなにも、強くボールが打てるだろうか、、。

不思議と思いながらも、バレーに対して面白いと思った。
今回の試合見に来てよかったなあ。

そんなことを考えていると、試合が終わり、烏野の勝利となった。

それから時間が経って、さっき試合をしていた人達がすぐに練習を始めた。
試合が終わったばかりなのに、練習をしていて強豪はちげえ、、。
そもそも疲れてないのか、、？

月島たちに一言声をかけてから帰ろうかなと思い、校門に向かった。