キラキラとまぶしいね、君は「影山飛雄」 (ページ15)

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影山side

ドアが開く音がして、そちらのほうに目を向けていたら、意識しているやつがいた。
心でも読まれたのではないのかと思うくらい驚いた。
姿が見えたととたん、体が熱くなった。

それと同時にネットとボールを落としてしまった。

日向「おい、影山！ネットとボール落ちてる、、ぞ、、」

日向が俺の顔を見ながら、驚いたような声で言う。
きっと、顔が赤いんだろうか。
体が熱くなったから、そのせいだろう。
少し先にいた山口も俺を見て驚いている。

ふと、そいつの方を見ると、目がばったり合った。
二回目。
これで目が合ったのは二回目。
向こうは覚えているか分からない。

いや、逆に、話したこともないのに、覚えていたら逆にびっくりする。

一回目の時とは違い、逃げることができない。
どうすればいいか分からず、頭が真っ白になり目が離せなかった。
顔が赤いことがばれただろうか。変に思われてないだろうか。
たった数秒だったが俺には何分も感じた。

澤村先輩がそいつに話しかけて目が合わなくなった。
合わなくなっても、俺の心臓はドキドキしていて、顔の体温も上がったままだった。

澤村先輩が質問した時月島が現れた。