【銀魂】局長の妹は__________なり

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「歩く速さこの位でいいですか？」


「ｶﾞｷ扱いするなっての、」


「いえ、怪我人扱いです」







あれから何週間か経って、今日は息抜きの日

この日を待ち詫びていました___！







「あんまし気ィ遣わねェで欲しいんだけど」


「だってまだ1ヶ月経ってないんですよ？」


「本当、心配性かよ」








あ、少しウザかったかな...？


彼の斜め後ろを歩きながら、暫くそんな事を考える







するといつの間にか十四郎さんの隣を歩いていた







「歩く速さ、この位でいいか？」


「っ、ガキ扱い...！」





先程の私を思い出させるような言動

勝ち誇ったような表情の十四郎さん







「後歩くんじゃねェ。横歩け」


「そんなに横にいて欲しいんですか？」


「っ、ばーか。調子に乗るな」








さり気なく車道と反対側に促される

そんな事されたら
調子に乗っちゃうに決まってるじゃないですか。









煙草を吸う姿が様になる貴方





風に靡く黒髪が綺麗な貴方





少しはだけさせた黒の着流しが似合う貴方









見た目も良いけれど、1番好きなのは彼の中身


そんな彼の隣を歩ける事

どれだけ幸せな事なのか、改めて思い知らされる






















.

.


「此処です」




十四郎さんを連れて、着いたのは近くの河川敷

すまいるに行くときに毎日通る所だ






「こんな近場で良かったのか？」


「ふふ、こんな近場が良かったんです」






「座って座って」と促すと
十四郎さんは大人しく芝生の上に座った

同じ様に私もその右側に座る
































No side


「トシとAが座ったぞ！」

「土方殺せるチャンスじゃねェですかィ」

「Aさんが隣にいるからダメですよォ！」

「まじでｲﾗｲﾗしてきた...
　あのニコチン殺していいよね、いいよね！？」

「ダメですよ銀さん！」

「Aゴッサ綺麗ネ」

「そうね。いつも以上に綺麗だわ」







2人に気付かれないように、遠くから見守る仲間達



彼らは2人の気持ちを知ってるからこそ
此処に集まっているのだろう

















「私が貴方に見て貰いたかったものです」




そう言ったAは其方を指さす





その先にある物によって
全員の目はオレンジ色に染まった

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