【銀魂】局長の妹は江戸のマドンナなり

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「んで俺達がこいつん家までわざわざ送る意味はあんのか？」


「誰よ銀時さん殴った人！？」



銀時さんの右肩を私
左肩を十四郎さんが抱えて万事屋まで送ってる途中



真ん中の彼といえば、十四郎さんのﾊﾟﾝﾁで完全に気を失ってしまったみたい




「俺ァコイツがﾃﾒｪにセクハラしてんの見て、非番ながらも仕事したんだ。感謝しろよ」


「それは嫉妬ですね！十四郎さんはモテるくせに恋沙汰には無縁だから分からないと思いますけど」


「うるせェ、！
　江戸1の奴が簡単に男に抱きつかれてんじゃねェ」


「何ですかそれ、違うなら否定でもしたらどうですか？て言うかどんな嫉妬の仕方「黙れ」





銀時さんがずり落ちそうになって、もう一度体勢を立て直す
彼の腕を少し掴むとｶﾞｯｼﾘとした筋肉の感覚がある










"充電させてくれや"



あれはセクハラだったのかな...？

客にされたらそう思うけど、今さっきは思わなかった





「顔赤ェぞ。今になって酒回ってきたか？」


「ち、違いますー！
　ただ銀時さんが重すぎて頭に血が回ってるだけで」


「どんな体してんだおめェ」


「そんな事言ってるけど十四郎さん、酔ってませんよ風装ってるけど...結構きてるんじゃないんですか？」


「決まってんだろ、こいつ送ってなかったら今頃布団で寝れてたっつーのに」


「銀時さん1人置いて帰れるわけないでしょ！」


「だから送ってんだろうが！」









なんだかんだ言って万事屋に着いた

出来るだけ静かに玄関の扉を開ける





「神楽ちゃん起こさないようにね」


「此処に置いときゃいいだろ」



十四郎さんは、思ったより優しく銀時さんを玄関に寝かせた

なんだ、やっぱり優しいじゃない




「おやすみなさい銀時さん、いい夢見てね」


「もうそろそろ日付が変わる、とっとと帰るぞ」


　

先程と同じように、出来るだけ静かに扉を閉めた










「いい夢見ろよ、Aちゃん」





狸寝入りを決め込んでいた銀時は、ﾖﾛﾖﾛと立ち上がった

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