24話 ページ27
「お前、なんでこんな酷い本丸から逃げようと思わねぇんだ?」
「・・・は、逃げる、ですか?」
和泉守はいきなり意味不明な質問をしてきた。私は質問の意図が分からず。和泉守の質問を繰り返すしかなかった。
「だからよ。お前だってこんな世に言うブラック本丸なんて嫌だろ?」
「当たり前です(ズバッ」
「主!?」
清光がすごく悲痛な声を上げたが私はそちらを見ない。今は和泉守の顔を見て、意図を窺いながら吐き気に耐えることくらいしかできなかったのだ。
「お、まえ・・・っ上等じゃねぇか・・・!」
「ただし、それは1日目だけでした。」
和泉守が抜刀しようとしたのが気配でわかる。清光は私が嫌だろという質問に対して速攻で当たり前だと言ったことにひどく動揺しているようだ。
「お前なんて・・・」
「お前じゃありません。審神者です。主と呼びたくないのならそれもいいでしょう。しかし、ここでは私が審神者である限り、そう呼ばれなければいけません。そして、私は貴方達と共にありたいのです」
「・・・お前、今、なんて・・・」
「審神者、です。私は貴方達と共に歴史を守りたい。それが意味することは・・・貴方にはわかるハズです」
「「・・・っ!」」
今までと違う私の様子に清光と和泉守は呆気にとられている。私はふんっとふんぞり返り
「とにかく!私は貴方達刀剣全員から必ず主って呼ばせてやがりますから!!!」
そう、宣言した。
453人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せかこ@受験の為、更新ができません(プロフ) - 水音さん» 水音さんありがとうございます!ぜひ見に行きますね! (2015年12月21日 21時) (レス) id: bc5ff5c6fe (このIDを非表示/違反報告)
水音 - お話、拝見させていただきました。とても面白いです。私も艦これと刀剣のクロスオーバーの作品を書いているのですが、よろしければ一度ご覧になって下さい。 (2015年12月15日 16時) (レス) id: d11f4ca11c (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - 彩さん» 殴りかけて殴ってないならセーフですよ!加州可愛いですよね!本当初期刀なので一番思い入れが深くて毎日愛してます\(^o^)/ (2015年6月11日 22時) (レス) id: 13a37af7db (このIDを非表示/違反報告)
彩 - ちょっとこれ読んでて、兼さん殴りかけたわがいとしの加州君を泣かせやがって!ってねwwwww (2015年6月10日 18時) (レス) id: 6480b7d8c9 (このIDを非表示/違反報告)
恋華(プロフ) - へちまさん» コメントありがとうございます。ウチの本丸の和泉守はツンデレ属性で突拍子もないことを言って堀川がいないと駄目な刀ですっ!じじいもどんどん出しますよ! (2015年5月5日 19時) (レス) id: 13a37af7db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:恋華
作成日時:2015年4月13日 22時