【テニプリ】バスケ界の姫はテニスの王子達にも愛されてます 2試合目【黒バス】

７８，ついついそうなっちゃうんだよ ページ33

……さっきから無意味とも思われる会話を交互に繰り広げてる私……ううむ、なんだこれは。


――っと、今度はまた大我が話しかけてくるみたいだ。





『なあA、こいつは置いて向こう行こうぜ』


……え？
何故に英語……？


心ではそう思ったけど頭では真っ先に英語の文を組み立てている自分。
アメリカに行ってたリョーマの影響で私も英語を話せることは大我も知っているわけで。



『何で？てかさっきから何二人とも張り合ってんの？』
『……なんかこいつムカつくんだよ』
『切原さんがなんかした？』
『したな、邪魔を』
『邪魔？』


「……な―。A―」
『何ですか切原さん』
「………………」


あ、つい英語で。
え―、こほん。今のは仕切り直しで。


「何ですか切原さん」
「お前ら何語喋ってんの？ここ日本なんだけど」
「えっ！？」


いやいや切原さん――会話の内容がわからないのはいいとして英語を話してるのがわからないってのはかなりヤバくないですか！！？


「すいません、切原さん……はいっ、大我英語はおしまい！！」
『え―、んだよいいじゃね―か』
『切原さんがついていけないじゃん』
『そういうお前も英語で返してるからな』
『はっ！つい条件反射で！』



『……何で二人とも英語で喋ってるの？』
『あ、リョーマ』『よぉ、チビ』
「んなっ！？」


と、ここでリョーマまで英会話に参加してきた。
仲間を見つけたという顔の大我に対し頭がぐるんぐるんになっている切原さん――確か柳生さん情報によると英語を聞き続けると頭がパンクしてしばらく戻ってこないんだっけ！！？


『ちょうどいいときに来たなチビ！気に食わねぇがここは二人であいつ落とそうじゃね―か』
『ああ、なるほどね。いいよ、面白そ―じゃん』
『ちょっ、あの二人ともいい加減にしないと切原さんが……だ、大丈夫ですか切原さん！』


……っと、また英語で話しかけてしまった……。



「あ、あの、切原さん……大丈夫ですか切原さん！！」
「お、お―けぇ―」
グッと親指を出してるけど……切原さん、顔死んでますから！！
「アイムスピークドイングリ―ッシュ」
「切原さんが完全に壊れとる！！？」






切原さんの意識はしばらく戻ってこず、立海から合宿中英語を使ってはいけないという法令が出たのは言うまでもない――



――――――――
ごめんなさい、過去最高のｇｄｇｄだったんですけどどうしてもこのネタやりたかったんです。
(大切なことなので二回言った)

７９，かくれんぼ有利過ぎる人→←７７，おいてけぼりをくらわせたい―火神Ｓｉｄｅ―

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