【テニプリ】バスケ界の姫はテニスの王子達にも愛されてます 2試合目【黒バス】

７５，条件反射というものですよ（ドヤァ） ページ30

「Aはあんなところで何しとったん？」
「いや、それはこっちが聞きたいです……」


何やら言い争いを始めちゃった三人――どうすればいいのかわからずに立ち尽くす私にこっちに来いと手招きしてきたのは財前さんだった。
おかげで脱出はできたけど……あの三人大丈夫かな？


「まあ、ええわ。こうしてAを独り占めできたし」
「あれ、財前さんが冗談言うなんて珍しい」
「……俺、冗談とか言わんのやけど」
「うん、知ってますよ。だから今びっくりしてるんじゃないですか」
「いい加減にせんと俺泣いてまうからな」
「えっ！何でですか！？」
「……わざとじゃないのが一番たち悪――」





「見つけたぞこのピアスチャラ男」
「財前、さっきはよくもやってくれたなぁ？なあ、日向くん」
「そうっすねぇ、白石さん」
「……なんすか二人とも」

と、何故か怒りモードで日向先輩と白石登場……。
身の危険を感じたのかじりじり後ろに下がっていく財前さん。



「……あの、日向先輩と白石さん、これはいったい……」
「悪いけどAはちょっと黙ってくれへんかな」
「え」


「というか、何で二人の恋路を邪魔した位でこんなことされなあかんのですか」
「それがいけね―んだろ、何が「あれは冗談や」だ」
「だってAが混乱しとったし」



「邪魔するのにちょうどええかと」




「やっぱ邪魔する気満々だったんじゃね―か！！」
「そもそもあんなところで公開告白とかマジないっすわ。「邪魔してください」言ってるようなもんじゃないっすか」
「いや、あれは成り行きでつい本当のことが出ただけで告白する気は０やった」
「ならええやないですか」
「それとこれとはまた話が別だろ」
「しゃ―ないっすよ、条件反射で言ってもうたんで」
「なんやて？」「なんだと？」




「あ、あの、三人方〜……」
「ん？どうしたA」
「何故喧嘩してるんですか」
「喧嘩なんてしてへんで？」
「え？」
「これは男として当然のたしなみなんや」
「うわ、言い方がきしょいっすわ」
「何がたしなみだ」
「俺ら三人ちょ―仲良しなんや」
「ちょっ、やめてくださいそんな言い方」
「白石さん、俺そんなつもりさらさらなかったんですけど」
「えっ！？嘘やろ！？」





「……まあ、たしかに三人とも仲良しみたいですね……」
「どこをどうみたらそうなんだよ」



……何故か日向先輩から突っ込みが入った。

７６，おいてけぼりをくらわせたい―切原Ｓｉｄｅ―→←７４，同族嫌悪的な……？（よくわかんない）

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