５９，モデル？……だから？ ページ14
「あ―……疲れた」
「ホント、Aが変なこというから」
「ただ冗談言っただけなのに……」
「その冗談のタチが悪い」
「……なんでリョーマは最近不機嫌なわけ？」
「誰のせいだか……」
「あっ、Aっち！！……と、従兄弟のおちびくん」
「涼太」
「……あんたがでかすぎるんでしょ。モデルの黄瀬涼太さん」
「あれ、俺がモデルってこと知ってたんスか」
「乾先輩から聞いた……。あのさあ、なんでそのモデルさんがわざわざAを狙ってるわけ」
……狙ってる？
「ああ、リョーマ。あのさ、あれはスキンシップだから。もう慣れたよ、あはは」
「スキンシップって……」
とほほと泣いている(フリをする)涼太。
これももちろん本当にショックを受けているわけではないでしょうに。
「だって。通じてないし――ドンマイじゃん」
「どうせそっちもっスよね、従兄弟」
「……」
涼太の言葉に無言になるリョーマ。
「言っとくっスけど、背ぇ高いとこんなこともできるんスよ――」
「へ――？」
ぐいっ――
体を涼太の方に反転させられた――それから、
額に柔らかい感触と軽い音。
「でこちゅ―」
ドヤ、という感じでリョーマを見おろす涼太。
「あ……なっ……な、なな、何して……っ！！」
思わず顔が熱くなる――だって、急にそんな変なことして――
「なんだ、そんなこと。それぐらい普通でしょ」
ぐいっ――
今度はリョーマに下向きに引っ張られる――
チュッ、とほっぺに柔らかい感触。
「こんなこと、普段からやってるし」
「へ―、やるじゃないっスか。んじゃ、今度は――」
私が頭がショートして動けない間に、再び涼太が、今度は右手をとってそっと唇をつける。
「んにゃろう……」
そうしたら今度はリョーマが左手を――
って、ま、待ってっ！！
待ってって！！
「よくわかんないけど、二人で勝負したいなら別のことでやってよ！私を変な風に巻き込まないでっ！」
「……あ―、今回はそういう風に転がったんスか……」
「Aのアホさ加減に呆れてるとこだけは一緒みたいだね」
「そうっスね」
何故か二人とも苦笑い――
いやいや、こちとら笑えない。
「あのね、二人とも。そういうのは自分の彼女とかにして」
――彼女、か。
自分で言ってて思った。
――そういやこの人達好きな人とかいるのか……？
「……だからAっちを彼女にしたいんスけど(ぼそっ」
「気がつけよ早く(ぼそっ」
６０，高い所を目指してる（色んな意味で）→←５８，あなたの言葉は国を動かす力がある
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BROTHER - 桃井さつき嫌い！ テツくんは渡せないって言われるとテツくんオチにしてほしくなりますね(^_^) (2014年7月30日 23時) (
レス) id: 0f9765304e (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - 昼ヶ丘ピネさん» そうなんですか！ わざわざご丁寧にありがとうございます！＾＾ (2013年8月5日 14時) (レス) id: 30bc6ead24 (このIDを非表示/違反報告)
昼ヶ丘ピネ(プロフ) - 夜桜さん» このお話では黒子メンバーは中学生という設定なので・・・。３年の白石より２年の日向のほうが年下なんです。面倒な設定ですいません！ (2013年8月5日 11時) (レス) id: 7e019f4d7a (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - あの……… テニプリって中学生ですよ？ 何で高校二年の日向が中学三年の白石に敬語なんでしょうか？ (2013年8月2日 14時) (レス) id: 30bc6ead24 (このIDを非表示/違反報告)
悠氷(プロフ) - 仁王さん頑張って！！てか、主人公マジ可愛い(∩´∀｀)∩ (2013年4月29日 13時) (レス) id: fe67840042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テリク | 作成日時：2013年3月27日 21時
