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「二十」話 看守長現る(もう現れてるけど) ページ45

コン、コンとノック音が聞こえた。

百「入れ」

双「失礼します。
お呼びでしょうか、看守長」

そう言い現れたのは、

百「13舎主任看守部長、双六 一。
君からの報告が聞きたい。」

双「報告書に全て記載されているかと思いますが、
目は通されてなかったということですか?」

猿「オイ、ハジメ!!
てめぇ誰に向かって口利いてやがる!!
看守長が報告をしろとおっしゃっているんだ!!
命令に従え!!」

そう言い怒鳴ったのは、5舎主任看守部長、悟空 猿門だった。

双「うるせぇんだよサル。
黙ってバナナでも食ってろ。」

真顔で言う双六。しまった!
出て行くタイミングを見失ってしまった!

猿「るせ―――!!
サルって言うなゴリラハゲ!!!」

双「誰がゴリラハゲだって?ん?
もっぺん言ってみ?折るぞ。」

猿「ぎゃひいぃい!苦しいぃいいい!」

百「や、やめんかお前達!!」

よし、今だな。

時雨「そうだぞ!ここをどこだと思っている!
看守長室だぞ!看守長の前でそんな態度をとるな。
悟空、双六。」

猿「時雨!」
双「お前いたのかよ。」

猿(っしゃどうだハジメ!!俺のほうが
苗字呼ぶの早かったぞ!ざまぁwww)

双(んだとサル。たまたまだ。折るぞ)

これらの会話はすべてアイコンタクトである。
ちなみにタイムは3秒フラット。

看守長が咳払いをした。

百「では本題に入る私はただ確認したいのだ。
君の口から13舎の様子を
何せあそこには例の4人が収容されているからな。
報告書よりもっと詳しく聞きたいのだよ。
本当に問題はなかったのかと。
私は君の能力を認めているからこそあの13舎を任せているんだ。
だからこそ
君に限って囚人の脱獄行為を許しているわけないと
直接報告してほしい。」

双「はい。一切問題はありません。」

百「そうか。ならいい。では次だ。
先ほど言った『4人』の件だ。
君は彼らをどうおもう?
とてもココに収容しなければならないほどの重罪人だと思うか?
これまで各刑務所で数々の脱獄という罪を犯す彼ら『脱獄囚』が
なぜこうもおとなしいのか。
なぜ彼らはほかの刑務所のように脱獄を図らない
なぜ彼らの報告は入らない
悔いて改めているなら話は早いが。
それではあの『極悪脱獄囚』とレッテルを貼られた囚人どもが
とても安く見える。
私が高く見ていただけなのか・・・」

時(それについては僕も疑問を抱えていた。
数々の刑務所を脱獄し、周囲を騒がせてきた『極悪脱獄囚』
なぜ?なぜなにもしない?)

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設定タグ:ナンバカ , 猿門 , オリキャラ   
作品ジャンル:アニメ
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零印 - ありがとうございます!褒められたの初めてです・・・うれしいなぁ! (2019年8月7日 7時) (レス) id: f2d6bc0737 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミヤ(プロフ) - とっても面白いです!ナンバカ本来の面白さと作者様の面白さが混ざって最強ですね (2019年8月6日 21時) (レス) id: 1ac4f61273 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:零印 | 作成日時:2019年6月25日 18時

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