「十九.五」話 皆のキモチ10 猿 前半 ページ41
キジ「いや怖いわよ!」
犬「ストーカーか!」
兎「てめぇ刑務官だってのに犯罪者になるつもりか!
てめぇを受け入れるとこなんてどこにもねぇよ!」
猫「先輩でもそれは許せませんよぉ!(あ、でも僕
昇進できるかも。)」←
双「俺はチート級だからなー・・・お、
0舎入れるじゃねぇか。」
猿「真顔で言うのやめろ!」
キジ「つーか猿、次アンタの番よ。ちゃっちゃとしてよ。
こんな茶番早く終わらせてよ。
明日は時雨ちゃんにメイクしてあげるんだから。」
猿「わーったよ。でもいいのか?」
犬「なにがだ」
猿「てめぇらの【一日だけ抜けている記憶】。
その時の話だ。」
双「何が言いてぇ。猿。」
猿「猿って言うんじゃねぇ。
そのまんまの意味だ。」
あの日、0舎の囚人が暴走してしまった。
暴走した囚人は囚人番号35番。人工知能。
原因は、母と父の真相。
囚人番号35番は、幼い時に病気で瀕死になり、
天才といわれる母と父に
【人 工 知 能に生まれ変われさせられた】
そのフォルダを35番が見つけてしまったことによる暴走だった。
人工知能には存在しないはずの【感情】が芽生えてしまったのだ。
怒り、憎しみ、哀しみ・・・負の連鎖だった。
怒りに任せ難波刑務所のシステムを乗っ取り、
睡眠ガスと記憶消去ガスを充満させ、囚人、看守は皆眠りについた。
後から聞いた話では、鶴は元々仕事をさぼり寝ていたようだが←
0舎の端の端、システム集中管理室(空調完全独立)にいた
俺と時雨以外は。その日五舎のシステムがバグり、
直してもらおうと訪れた時のことだった。
「時雨、これはどこに置【ビーッ、ビーッ!
と、緊急用のアラームが難波刑務所中に響き渡った。
時雨/猿「!」
「時雨、なんかやばくないか・・・?」
時「あぁ、なにかあったのか・・・?」
百「緊急連絡、緊急連絡。
0舎囚人番号35番が暴走した。
奴は難波刑務所内のシステムを乗っ取り、
今も暴れている。尚、難波刑務所内には睡眠及び記憶消去の効果がある
ガスが充満中。まだ広がっていない地域にいるものは、
今すぐ対処を・・・・・・うっ・・・」
と、緊急放送をしていた看守長にもガスが届いたのか、
放送が切れてしまった。
時「姉さん!・・・35番に、真実を伝える時が来たようだ。」
「え?」
時「あいつの母と父は35番を改造していない。」
時雨はそれっきりしゃべらなかったが、何となく察し、
俺もそれ以上は聞かなかった。
文字数がやばいので、次回、後半!
オチなので話が長い!
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零印 - ありがとうございます!褒められたの初めてです・・・うれしいなぁ! (2019年8月7日 7時) (レス) id: f2d6bc0737 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミヤ(プロフ) - とっても面白いです!ナンバカ本来の面白さと作者様の面白さが混ざって最強ですね (2019年8月6日 21時) (レス) id: 1ac4f61273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零印 | 作成日時:2019年6月25日 18時