となりの永瀬。 Ren.N

となり ページ7

教室に着くとすぐに岸くんが挨拶してきた。





岸「お、おはよー!!!Aちゃん...」



「おはよう」






なんかぎこちなく感じたのは多分私のことを下の名前で呼んだから。

なんでいきなり？

変なの...






美「え!?昨日までは永瀬さんだったよね!?」



「うん...」



美「もー!!昨日やっぱなんかあったんでしょ！行けばよかったー」








美緒ってほんと恋バナ好きだよね...

名前呼ばれたくらいで騒ぐなんてw






そのあと美緒と私はそれぞれ席に着いた。








『おはよー永瀬』



「おはよー永瀬」



『真似すんなや』



「別に真似してるんじゃない」






実はこの会話が日課だったりする

変だよねwww

でも、私たちにしかできないこの会話

意外とこうやって永瀬と笑い会うのが好きだったりする。





なぜかほとんどの確率でとなりの席になる永瀬
「また永瀬かー」
って思うしウザイって思うこともある。




でも...







「永瀬ー」



『ん？』



「ムカつく」



『はぁ？朝からなんやねん。』



「思ったこと言っただけ。」



『あっそ。』







永瀬と居ると心があったかくなる...


それはなんでだろ？






『ちょっと傷つくねんけど...』



「え？」



『なんでもないですー』







永瀬は私のことどう思ってるんだろ？

昨日岸くんにあんなこと聞かれたから少しだけ永瀬のこと意識してしまう。









私は永瀬の気持ちに1mmも気付いていませんでした。

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