となり ページ21
永瀬を好きだと気付いてからの日々は、ホントに世界が違って見えた。
いつも迎えに来てくれて、となりで笑っててくれる永瀬が、
大好きだ。
美「もうさー！早く付き合っちゃいなよー！！！」
美緒とお弁当を食べてるんだけど、
美緒は最近この話しかしない。
どんだけ恋バナが好きなんだか...
「そんなこと言われても...」
美「だって両想いなんだよ？」
「そ、そうかな...」
美緒「好きでもない女のこと毎日迎えに来るような男なかなかいないと思うけどw」
「それはそうだけど...」
美「それに！デートのお誘いも...」
それを聞いた瞬間、体が一気に熱くなるのを感じた。
私、永瀬と七夕祭り行くんだ...
デート...///
思わず頬がゆるんでしまう。
美「ってなんかニヤニヤしちゃってるしwww」
「...///」
美「ところで浴衣とか持ってるの？」
「え？」
私はそこで重要なことに気付いた。
浴衣、持ってない。
いや、持って入るけど小学生の頃きてたサイズもデザインも子供向けなやつ。
「持ってない...」
美「持ってないの!?それはまずい...」
「うーん...普通の服で行くしかない...かな。」
美「はぁ!?なにいってんの？」
「え...」
いきなり大声を出す美緒。
美「永瀬はAの可愛い浴衣姿がみたいの！」
「えー？そうなのー？」
美「当たり前でしょ!?」
美「ていうかそうじゃなくても...」
突然顔を近づけて声を潜める美緒。
「...そうじゃなくても？」
美「永瀬のこと好きなんでしょ？」
「う、うん...///」
美「じゃあ浴衣を着るしかない！」
永瀬がそれで私を好きになってくれる可能性があるなら着るしかない...よね？
「わかった！」
美「よし！頑張れ！」
「でも今お金ないんだよねー...」
美「あー、お金の問題があったかぁー...」
？「それなら私に任せてよ！」
え、だれ。
ていうかなんかスゴい美少女...
？「私のお姉ちゃんが、浴衣レンタルのお店で働いてるんだけど、少しだけならサービスしてあげられるし...」
「...。」
1人でペラペラと話し続けるこの人。
そう、
これが悪夢の始まりだった
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みるく - 続き気になります！この話すごくお気に入りです！更新頑張ってくださいね！ (2018年8月9日 13時) (
レス) id: 58c3937f81 (このIDを非表示/違反報告)
mi@ - すごくきゅんきゅんします!これからも、応援してます！更新頑張ってください！ (2018年7月14日 21時) (レス) id: c77dac933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なんなん | 作成日時：2018年6月9日 15時
