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「じゃあ、A、次こっち」
いつにもましてにっこにこなオッパ、
手にはハイブランドの女性物の服。
そこらへんに無造作にポイポイ置かれてる服たち。
あぁ、ひとつひとつ目玉が飛び出るくらい高いのに……
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「ん〜…ほんとなんでも似合うなあ かわいい！
Aクルッと回ってみて」
『はい？やだよ そんなの』
「えーー！！お〜ね〜が〜い〜〜」
『はぁ………こう？』
戸惑いながら、ぎこちなく一回転。
「あああぁ〜〜 もう、かわいい、俺の妹かわいい」
『…とりあえずご飯食べようよ』
「えーーーちょっとまって
まだまだ着てほしいのいっぱいあるの！」
……まだあるの？！
かれこれ30分くらい、わたしは着せ替え人形だ。
オッパが海外のショーから帰ってきたときの恒例行事。ショーで女性物の服を吟味しては、大量購入してきてるみたい。
" パクチャニョル恋人にプレゼントか！？ "って、
前に話題になってヒヤヒヤしたんだから。
『次は買ってこないでね』
「ええぇ… だめなの？」
『だって、なんか悪いんだもん』
「気にしなくていいのに…
こんっなにこの服が似合うのAしかいないんだから、これはAが着るべき！分かった？」
『……う、うん』
「ハイ！じゃあ次これね！」
服押し付けて、そのまま後ろ向いちゃった。
全然分かんないからね その理由。
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『着替えたよ〜』
「ん〜………えっ」
『なに、どうしたの』
おっきい目をさらにおっきくして
口もぽかーんってしてる。
そのままぷるぷる震えだしたりして
…今日のオッパはいつも以上にやばいらしい。
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「………天使だ」
『は？』
「Aは天使だったんだね
どうしてそんなに可愛いの、似合いすぎ」
「あ、写真撮ってもいい？」
『えぇ…… 誰にも見せない？』
「うん！見せない！絶対！」
ワンちゃんみたいに、ブンブン頭を振っておねがい〜 って顔。たまにどっちが年上か分からなくなる。
『それなら、いいよ』
「ありがとう！
……ってあれ、携帯ない」
『忘れた？』
「いや 車の中に置いてきたかも、探してくる」
『はーい』
「戻ってくるまで着替えないでね！」
捨て台詞みたいにでっかい声で叫んでった。
そのあと" イテッ "って何かにぶつかる音がしたのは、聞こえてないフリしよう。
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ド - 読みます!!待ってます、頑張ってください!!☆ (2018年7月2日 23時) (
レス) id: 0c3e54a56a (このIDを非表示/違反報告)
YY(プロフ) - ドさん» ありがとうございます（ ; ; ）更新おっそいですけど、これからも読んでくださると嬉しいです！ (2018年6月18日 22時) (レス) id: 5f35963736 (このIDを非表示/違反報告)
ド - 最高でっす！！！！☆☆☆ (2018年6月16日 23時) (レス) id: 0c3e54a56a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YY | 作成日時：2018年4月26日 21時
