何万回だって、「君が好き」２

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「もー、すぐ照れるぅ。
ほんま可愛ええなあ」


「まじで黙れ。殴んで？」


「神ちゃん、凶暴やで？」


「しげのせいやろがっ」

　
上目遣いですごまれたけど可愛ええだけやし。


「なあ、こうしてるだけなん、
そろそろキツいねんけど・・・
続き、再開してもええっすか？」


「・・・聞くなやっ」


「ええっちゅう事やんな？」


「やから、いちいち聞くなって！」


怒ったふりしてても、
超絶可愛ええ神ちゃんに口付けたら、
すぐにとろんとした顔んなった。

舌で神ちゃんの口内をかき回す。


神ちゃんの歯並び、好きやねんな。

それを確かめるように味わう。


神ちゃんの息、すぐに上がり出してさ。


真っ白なカラダ中に、指這わせてく。

もう力入らへんのか、
俺に体重預けて、
されるがまんま。


それで、途切れがちの声で、


「男にこんなんされて、
感じると思わへんかった」


そんなん言うねんで？

それは俺やからやろ？


にやけてくるよな。


「しげもお返しな」


照れ隠しみたいに悪戯っぽう言うて、
神ちゃんも、俺に触れてくれる。


神ちゃんの手は、ほんまに綺麗で、
いつも見惚れてまうねん。

その真っ白でしなやかな指先が、
俺のカラダを滑ってく様子。


こんな幸せ、他にどこ探してもないやろ。


好きや。

好き。


めっちゃ好き。


神ちゃん、神ちゃん、神ちゃんっ。


知らんうちに、声になってたかもしれへん・・・









今、神ちゃんは激おこしてます。


「しげ、ほんま底なしやんっ。
俺はもう無理やからなっ」


そのくせ、美味しそうにチョコケーキ食べてます。


「夜中にそんなん食べてええん？」


「激しい運動したらお腹減ってんもん」


「神ちゃんて、えろいねんな」


「しげに言われたない」


「神ちゃん、可愛えかったな」


「うっさい、黙れ」


「甘い味がした」


「あほ」


「なあ、美味しいん？」


「え？・・・あ、うん」


「なんで、今、変な間ぁあったん？」


「ないわっ」


「あったやろ。
さては、俺のカラダの話やと思たん？」


「はあ？」


どす効いた声で言われて、睨まれました。


けどそんなもん、全く気にならへんわ。


「神ちゃんて、可愛ええな」


「次それ言うたら、
部屋割、変えてもらうからな」

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