1320〜倫也side〜 ページ7
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「別れて下さい。」
「…………………………………へ……？」
夕飯中、2個目のロールキャベツを食べようとしたら
向かいで深くお辞儀をした彼女の頭頂部が見えた
「………ごめん…えっと…、エイプリルフール…？」
カレンダーはまだ2月だ。
「あ、4月1日に向けて今から伏線つくるパターン？」
「…………倫也さん…」
「でも言ったらサプライズになんないよ？」
「倫也さ「だって意味わかんねぇし。」
「…………好きな人が……出来たの…」
「……………あんまり笑えない冗談だね」
「…………」
「…………」
「…………」
「あははは、いや意味わかんねぇし、え？何のドッキリ？」
「…………こんな風に……、急に…裏切るような…、形になって…、」
「待って、いやいやいやえ？意味わかんないって」
彼女は黙って席を立った
気づいていた。
あの日から様子がおかしいのは。
だから彼女から相談されるのを待っていたのに。
相談されるどころか、急に視線が合わなくなって、
帰る時間がだんだん遅くなって、出張だという日がやらたと増えて、スマホにはいつの間にかロックがかけられていた。
夜だって、あの日から一度も。
怖くて見ないふりをしていたツケが今、俺の心臓の早さになって現れて、煩い鼓動が手にまで伝わってカタカタ揺れていた
戻ってくれば、彼女の隣にはスーツを着た
「……っ、、」
「…………すみません、倫也さん」
「…………冗談に………聞こえないって…」
「……こないだ須藤に告白されて気づいたの。…そんな風に思った事なかったのに、一番側に居て、ずっと私を見てくれてたのは、……須藤だったって」
「こんなのだめだって思ったけど、でもわかんなくなって……っ、どうしようもできなくて…っ、自分の気持ちに気づいたら、もうっ、、」
「倫也さんっ、本当に、ごめんなさいっ、ごめんなさい……っ、、」
彼女はぐちゃぐちゃに泣いていて
遊園地デートで手を繋いだ時に嘘でもやめろとあれだけ怒ったのに、今俺の目の前で二人は深くお辞儀をしながらしっかりと手を繋いでいて
なんだよこれ。
うそだ。
うそだ
うそだ
うそだ
うそだ
うそだ
うそだ
うそだ
うそだ
これは、夢だ
夢に決まってる
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南季(プロフ) - ゆずはさん» 今度はそっちのシリアスをお望みという事でよろしいですか？♪←ドS (2021年6月11日 14時) (
レス) id: 788a1b0650 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - 紡さん» パソコンやスマホのデータは万が一を考えて消した倫也さんですが、さて何枚あるでしょう♪ ご想像にお任せ致します♪♪ (2021年6月11日 14時) (レス) id: 788a1b0650 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - 琴 香さん» そういう展開がお望みですか？♪また今夜♪ (2021年6月11日 14時) (レス) id: 788a1b0650 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - いちごだいふくさん» 良かったです♪シリアス期間お疲れ様でした！ (2021年6月11日 14時) (レス) id: 788a1b0650 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 須藤……どこも行かないよね……泣 (2021年6月11日 10時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2021年5月28日 14時
