1301 ページ39
.
あれから、寝よ、と連れてかれて
久しぶりにベッドに二人で向かい合えば
「………沙優ちゃんに……言った…」
「……うん」
「…ごめんなさい…私…っ、ごめんなさい…っ、、」
「もういいよ。その分ちゃんと自分で痛み受け取ってきたんでしょ」
「…でも、倫也さん沙優ちゃんと、これから…っ、」
「大丈夫、俺からもちゃんと話す」
「っごめん……、私のせいで……、」
「半分は俺のせいでもあるから。それに、これからは夫婦になんだからそーゆーのも半分こ。ね。」
「………っっ、、」
「ふふ…また泣く?俺的には仲直りとプロポーズ成功の記念に久々の甘〜いえっちしたいんだけどなぁ」
「………ただしたいだけじゃん…」
「だってどんだけしてないのよ」
胸に顔を埋めてぎゅうと抱きつけば
久々の倫也さんの匂い
「…………俺もごめん…色々反省してます…」
「…反省?」
「沙優ちゃんがAと仲良いの知ってたし、気持ちにも薄々気付いてたから。だからこういう事が起こってもおかしくなかったのにほっといたのは俺だから」
「…でも告白されなかったら何もできないじゃん…」
「いくらでもあるでしょやり方なんて」
「そうなの…??」
「…一人で悩ませてごめん。あと感情任せで怒鳴って傷つけたのも。…でもプロポーズ考えてる時にあれはマジでショックだった…」
「……ごめん、」
「最近ずっとそーゆー空気出してんのに全っ然気づかねぇし」
「出してた?いつ?」
「もーいーでーす」
「えー……、」
「つーかお粥残してたろ。あれも結構ショックだったんだけど。俺ぐちゃぐちゃな心境の中頑張って作ったのに」
「……………あれ食べた?」
「俺が食べてどーすんだよ」
「……何か………味すごかったよ」
「え?」
「塩の分量間違えなかった…?」
「……………」
「食べ切りたかったんだけど、うん、中々凄かった」
「…………ごめん、」
「あははは…ううん、お互いダメダメだったんだね」
「…じゃあやっぱ二人でいないとダメだね」
「……………うん、」
頬に手が伸びてきてゆっくり撫でられて
「……………しんどかったでしょ…」
「………、」
「ごめんね………」
切なそうな顔で真っ直ぐ見つめられる瞳は
「………説得力ない。」
「……………男って不便だよね…」
主張する硬いものに苦笑いした倫也さんは覆い被さって、私の髪をかき分けた
605人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南季(プロフ) - ずんだもちさん» 嬉しいコメントありがとうございます♪夢に出てくるの羨ましいです♪♪友達にでもいいからなりたいのすごくわかります!!笑 (2021年5月19日 16時) (レス) id: b2b525bfa2 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだもち - ぁぁぁ、好きが溢れすぎて夢にまで出て来るのですが!?!?本当に倫也さんと結ばれたかった、、結ばれなくても友達になりたかった人生でした。笑笑 (2021年5月19日 14時) (レス) id: 110d9a3159 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - いちごだいふくさん» いちごだいふくさん初めまして!ここまで読んで頂きありがとうございます♪夢中になってくれて嬉しいです!今夜も更新ありますので夜をお楽しみにしてて下さい♪♪♪ (2021年5月19日 11時) (レス) id: b2b525bfa2 (このIDを非表示/違反報告)
いちごだいふく(プロフ) - はじめまして☆楽しく読ませていただいています。お話の数が多くて読み応えがありますね!やっと最新話まで追いつきましたー!ついつい夢中になってしまい寝不足の日々……(笑)今後も楽しみにしてます! (2021年5月19日 8時) (レス) id: 7844370113 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - りんさん» りんさんとっても嬉しいコメントありがとうございます!キュンキュンしてくれて私も嬉しいです♪今日は珈琲の日なので更新ありませんが、また明日の夜の更新楽しみに待っていて下さい♪ (2021年5月17日 7時) (レス) id: 8cd8afbdcf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:南季 | 作成日時:2021年4月28日 22時