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ベッドに向かい合わせに座れば、両手を繋がれてふふふと笑う倫也さんは幸せそうで
「俺の手好きなんでしょ?」
「…うん…」
「ふふ…ちっちゃい手…」
本当にイチャイチャしたかっただけなのかもしれないと思ったけど
「じゃあ……繋ぎながら眠るだけ…」
「はーい」
二人で布団にもぐりこめば向かい合わせになって
「何か、ちょっと恥ずかしいね…」
「ふふふ、改めてやるとね」
「………でも安心する」
「……」
「あったかい………」
目を閉じれば繋がった手から体温が伝わって心地よい
ちゅ、
唇に柔らかいものが当たって
ちゅ、ちゅ、
角度を変えてもう一度
「ん……」
のそりと動きながら口付ける倫也さんの声が聞こえた
「待った!ストップ!」
「ん?」
両手で頬を挟めば、ゆっくり押し返す
「はじまってます。」
「あー無意識…」
「やめましょうか、無意識に襲うの。」
「でもさ」
「起きよ!起き上がる!スタンドアップ!」
「スタンドアップは立てじゃない?あ、そーゆー…」
「そんな下品なギャグ言うか馬鹿!」
「いいツッコミだねぇ」
「…じゃあ見ててあげる一人でするとこ」
「やだよ」
「じゃあ椎茸もってくる」
「どこから」
「……………画像でもいける?」
「いけるってなに」
「萎える?」
「……………。」
「待ち受けにしとこっかな……」
スマホを操作していれば後ろから頸にキスをされて
「ひゃっ!」
「いー声。」
「んっ、やだ!」
首から背中へ舌が滑ればゾクッと身体に電気が走る
ーーRRRRRR…………!
「……タイミング悪…」
「はい電話電話!さてさて誰かな〜っ………あ。」
「誰?」
「…プロデューサー……、、」
電話中にいたずらされたらたまらないと
スマホを持って部屋を出た
「はい、こんばんは、あ……………それなんですけど
………いやでもっ、あぁ……そうなん…ですか………、あぁ、はい…、、………あー…、、わかり…ました、はい、はいお疲れ様です……、」
電話を切って項垂れたままキッチンに向かえば
ペットボトルの水を一気に飲んだ
「俺にも頂戴」
返事をする前に奪われて、ゴクゴクと喉をならす
「…………」
「決まった?」
「…………、、アンケート書いてくる…」
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南季(プロフ) - いぶさん» いぶさんはじめまして!イッキ読みありがとうございます♪応援ばっちり届きました!須藤くんも気に入って下さりとっても嬉しいです!今日も更新しますので続きをお待ち下さい♪♪♪ (2021年4月29日 14時) (レス) id: 4681aa839d (このIDを非表示/違反報告)
いぶ(プロフ) - はじめまして!ここまでイッキ読みしてしまったのですが…キュンキュンが止まらないです。素敵なお話をありがとうございます!2人の関係はもちろん、須藤くんもイケメンすぎてツライ…。これからも応援してますのでどうかどうか宜しくお願いします。 (2021年4月29日 14時) (レス) id: 05685c3eae (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんっお待たせしました笑 (2021年4月25日 14時) (レス) id: 41edd5f130 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 須藤ーーー!!いったれーー!!笑笑もうテンション上がる展開♪♪ (2021年4月25日 9時) (レス) id: d5f1772468 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ずんだもちさん» ずんだもちさん楽しくなってきましたね♪♪ (2021年4月25日 0時) (レス) id: 41edd5f130 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:南季 | 作成日時:2021年4月9日 21時