マチノソラ23

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「やだ。」


「ちゅーだけ」


「ちゅーで終わんないもん」


「じゃあほっぺにちゅー」


「甘えたフリしてもだめです〜」


「…じゃあさ、ゲームで負「やりません。」


「………」


「………」


「…わかった。じゃお詫びにマッサージしてあげる」


「今度は何の企画物ですかー？」


「…A結構知ってるよねそういうの…」


「一人ですれば〜」


「でもほら肩こってるでしょ」



肩に手を置いて勝手に揉み出して



「ちょっと…！」


「あ、ここ辛いでしょ」


「……、まぁ…、」



力加減が丁度良くてつい



「ずいぶん凝ってますねぇお客さん」


「んー…」


「ね？なかなか上手いでしょ？」


「あーそこそこ…」


「鎖骨も固くなってますねぇ」


「フェチなんでしたっけー」


「あーうん、すき。Aの鎖骨限定だけど」


「いてて、そこ痛いなぁ」


「肩甲骨きてますねぇ」


「んっ、」


「ふふ…ここですか？」


「んっ、そこ、うー気持ちいい、あー」


「……」


「あ〜そこもっと、あ、そこ、もっとして……あっ、んん…いい……」


「………、」


「…倫也さん？」



手が止まって振り向けば



「………やめてよ。」



スイッチオン。



「バカ！マッサージしてくれるんでしょ！」


「Aが変な声出すから」



床に押し倒されて照明が遮られる



「何でもそっちに変換するな！」


「ごめんね変態さんで」


「謝るならどけてってば！」


「じゃあありがとういつも変態な俺を受け入れてくれて」


「受け入れてないっ！」



お腹を脚でガッ！と押せば、
おー…と反撃を楽しむような倫也さんが笑った



「いいねぇ抵抗されんの好きだよ俺」


「そういうのいらないってば！」


「あ」



ずりっと下から抜け出せば距離をとった



「もう寝るから本当っ、」


「はは、襲いに行くけど？」


「じゃあ今日は違う所で寝る」


「どこ？」


「鍵掛けられる所」


「あははは！ガチじゃん。でもずっとお預けされてるしAが足りない」


「だからじりじり詰め寄らないで！」


「ごめんマジで燃えてきた」


「……っ、、」



振り向いてトイレか脱衣所か一瞬迷って脱衣所に駆け込めば、扉が閉まる寸前に手がガッ！！とスライドドアの隙間から差し込まれた



「ぎゃあああターミネーター！！」


「あはははは！ざんねーん」


「今度部屋に鍵つけるから絶対！！」


「じゃえっちしなくていいからイチャイチャしよ？」

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