マチノソラ23

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「おはよ？」



「……………おはよ…」



目を開けた機嫌悪そうな倫也さんは多分昨夜を
思い出してるんだろう



「ふふふふふふ………」


「……………」


「昨日の倫也さん、かっわいかったなぁ〜」


「……………」


「後半すっごい気持ち良さそうに喘いでたもんね？
新境地だったの？」


「……………」




恥ずかしがるでもなく、目を細めてじっと真っ直ぐ
見つめられて




「あれ、怒ってる？」



「………………いや…」



「じゃあまたやる？」



「……………」



「あはは！すっごい嫌そう！ねぇどんな感じだったの？」



「…………Aの気持ちがちょっとわかった…」



「お、それはどういう？」



「秘密」



「えー…………あ、」




滑りこんできた掌が




「ごめん、ずっと欲求不満だったでしょ。昨日も俺
一人だけだったし」



「っ、」




♪〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜




唇がくっつく直前
アラームが鳴って顔を見合わせて苦笑う



起き上がってアラームを止めた倫也さんは
片手をついて私のおでこにキスを落とした



「ん…」



「……帰る時間わかったら連絡する」



「ん…？」



「早く帰れたらしよーね。昨日のお返ししてあげる」



「…………、」

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