マチノソラ21

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「………だって…私は違うって言ってたじゃん…」
　


「………？」



「須藤私には勃たないんでしょ？」



「……………、、、そう……ですね……、」



「須藤がそういう風に見てないの倫也さんだってちゃんとわかってるよ」



「……………、、」





……………あ、そうかわかった。

こないだからずっと目が合わないんだ





「こっち見てよ。」



「……………、」



「見てってば。」




ゆっくり困ったように見下げた須藤は
目線を合わせてすぐ逸らした




「何なのそれ。何で逸らすの」




「…………っ！ちょっ！？」




カチンときて立ち上がったそのままの勢いで浴衣の襟をぐんっ！と引っ張って顔を近づけた



「何なの？また転勤とかそーゆーの隠してんならハッキリいいなよ」


「違いますしないですよそんなんっ！」


「じゃあ何なのよさっきから！」


「だから何にもないですって！」


「じゃあ目見なさいよ。」



数十センチの距離でガンつければ
須藤はのけぞりながらも私を見て



「……………何で動揺してんの…？」



「っ、、また倫也さんに距離近いって怒られますから！離れて下さい…っ！！」




浴衣を離して不機嫌に見つめれば
須藤は頭をかいてゆっくり座った




「………じゃあ…これ飲み終わるまでいるんで…」



「ゆっくり飲めばーーーかっ！！」



「ふふ………はい。」

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