マチノソラ15

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そんなわけでコテージを貸し切ってのバーベキュー


倫也さんに聞けば、俺も誘われただけだから誰が来るとかは半分くらいしかわからないとの事だった。


知ってる人、知らない人、テレビで見た事ある人、
人数はそこまで多くないけどごちゃまぜで、ワイワイと会が始まる



ちょっと離れた所に姿を見つけて駆け寄れば



「Aちゃ〜〜〜ん！よく来たねぇ」

「ムロさん！お誘いありがとうございました！」

「久しぶりに会いたかったからねぇ最近は元気？ん？」

「お陰様で」

「あ！脚本家デビューもしたんだよね！」

「そうなんですよ！結構大変ですけど楽しいです！」

「そっかそっかそっか。じゃあお祝いにこのワインで乾杯しよ！」

「あ……」


「はいダメ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」



どこかから倫也さんがやってきてムロさんから
グラスを取り上げた



「今日はワインはだめ。」

「わかってますよ」

「あれいたのお前。てか倫也そんな厳しくしてんの？Aちゃん嫌になんない？」

「あははは、まぁ私お酒では色々やらかしてるんで」

「今日はあんま飲ませないで。俺ずっと見てられるかわかんないから」



今日は倫也さんの関係者も多いらしく
着いてからずっと色んな人に呼ばれる姿を見ていた



「酔っちゃったらおじさんが送るし大丈夫だよ？」

「それが一番心配なんだよ。」



「あっ、おつかれーっす。」

「菅田くん！久しぶり！」

「お〜！久しぶり！脚本デビューしたんやってな！
おめでと！」

「えへへっありがとっ！」


「中村さーん！」



遠くから誰かの呼ぶ声がして皆で振り向く



「いってらっしゃいませ。」


「……………、飲み過ぎないでよ？そして飲ませすぎないでよ？」


「「「はーーい」」」



口うるさい保護者がいなくなった途端3人で顔を見合わせて笑った

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