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そして週末。
部屋は掃除した。
ご飯も作った。
シャワーも……入った…………。
……………少しだけ、飲んだら…バレるかな…
「一杯だけならわかんないかな…………」
冷蔵庫を開ければ、
パタン。
後ろから押されて閉められた
ゆっくり振り向けば、口は笑ってるのに細い目が笑ってない。
「……………おか、えり…」
「しょっぱなから約束破ろーとしてんじゃねぇよ」
「………………、、」
「ただいま。」
この男は足音を消す忍者か何かかっ！
「シャワー入ってくる。」
えっ、もう！？
なんか初めて倫也さんを泊めた日を思い出した。
あぁあああ逃げたい！
ガコッと冷蔵庫を開けて、
「〜〜〜〜〜〜〜〜、、、」
閉める。
同じこと繰り返してどうするよ。
自分で言ったくせに、逃げたくなって、
今は酔う以外に逃げ道がわからない。
.
「なにやってんの。」
バスタオルで髪を拭きながら冷蔵庫からペットボトルを取り出した倫也さんは、キッチンにしゃがんで壁におでこをつけている私に投げかけた
「………自分との闘い…」
「ふぅん」
ペットボトルに残った水を半分残して去っていけば、ドライヤーの音が始まった
なにさせられるんだろう、絶対恥ずかしいことに決まってる。あぁああああ……………
ドライヤーが止んで、足音が近づいて止まる
「A。」
きた。
「腹減った。」
「へ？」
「それ食べていいの？」
「あ、うん……、、用意する、ね……」
お鍋に火をかけて温めれば、前髪を下ろした風呂上りの倫也さんは冷蔵庫から麦茶を取り出して、お箸を
テーブルに運んでいる
「肉じゃがだよね？」
「うん………」
「うまそ。」
よそって味噌汁やサラダと一緒にダイニングに並べれば、向かい合っていただきますと同時に手を合わせた
「Aの作る料理って、ホッとするんだよなぁ」
「オシャレなもの作んないからね」
「毎日食べるならオシャレなのより断然こっち。」
「……………ありがと。」
「こちらこそ。美味っ！味染みてる〜」
「ふふふ……好きだよねこれ」
「好物作ってくれたんでしょ？味噌汁もサラダも」
「……………まぁ……、」
「愛だよね」
「……………」
「愛じゃない？」
上目遣いであざとく聞くこの顔にはもう騙されない。
「はいはいはい愛ですよ。」
「ふふふ、」
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南季(プロフ) - ゆりこさん» ゆりこさんコメントありがとうございます！須藤くんの存在寂しがってくれて嬉しいです、ありがとうございます！今後の展開を楽しんで下さると幸いです☆ (2020年9月1日 23時) (
レス) id: 60f5434b3e (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ゆずはさん» ゆずはさんいつもありがとうございます♪須藤くん何で転勤させたのかもう自分でも思い出せないですが、寂しがられるほど愛されているのはとても嬉しいです！主人公ちゃんと一緒に思いっきり寂しくなりましょう！笑 (2020年9月1日 23時) (レス) id: 60f5434b3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆりこ(プロフ) - 須藤くん本当にいなくなっちゃうの寂しいです（涙）これからも登場してくれること祈ってます！ (2020年9月1日 23時) (レス) id: e092593046 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずは(プロフ) - 須藤くん、、、寂しい〜！！須藤くんがいなくなるのが考えられないくらい寂しいです笑笑 (2020年9月1日 23時) (レス) id: 4a89377b71 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - るーーさん» 寂しがってもらえるの嬉しいですね、夜の部は投稿する度、これ大丈夫かなぁとドキドキしてるので、喜んでくれている人が一人でもいるとわかってめちゃくちゃ安心しました！笑 こちらこそ感謝です！！ (2020年9月1日 6時) (レス) id: 60f5434b3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2020年8月21日 23時
