468 ページ30
昼休みが終わってそのまま営業で車を走らせていた
須藤と回るときはいつも私は助手席だ
「ねぇねぇ須藤」
「んー」
「須藤はさ、」
赤信号にゆっくりブレーキを踏んだ綺麗な横顔が前を向いたまま返事をする
「…夢精ってする?ーーーッッうわッ!!?」
ガクンッ!と急ブレーキで車内が揺れた
「ちょっと須藤っ、」
「ーーAさんっ!」
「え?」
「アウト!!俺でもギリギリアウトです!!!」
「あ、ごめんセクハラか……………」
「それもそうっすけど!そういうの男に聞いたら絶対ダメっすよ!?」
「答えづらい?」
「じゃなくって、そういう目で見られますから!」
「……………須藤も?」
「だからそういう質問もってわかってます!?」
「……………ごめん…………?」
「はぁあああ〜〜〜〜……………」
須藤はハンドルに頭を乗せた
「……………そんなため息つかないでよ……」
「……………、、、。……なんで、それ……」
「ん?いや、男の人ってどうなのかなって」
「……ネットとかで調べればいいじゃないすか…」
「あぁそっか!」
「………これからは口に出す前に一旦考えましょうか、Aさん。」
「一応考えたんだけどなー」
「……………。」
「須藤くらいしか聞く人思いつかなくて、ごめん」
「…それ、暗に倫也さん貶めてるの気づいてます?」
「え?」
「倫也さんがしたって暴露してるよーなもんすよ。」
「あ……………」
「……………」
「………ねぇ、あまり嬉しくないことなの?」
「……………まぁ…、凹みますかね………」
「…そっか…。じゃあそういう時って彼女はどうするのが正解?」
「あー…、、知らないフリがいいんじゃないですか…」
「えっ、そうなの……………?」
「………恥ずかしいですからね……」
「あー……………、、」
「倫也さんご愁傷様でーす」
「……………謝った方がいい?」
「絶対やめてあげてください。」
「だめ?」
「傷口に塩って言葉知ってますか」
「………………………。」
717人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
南季(プロフ) - Maiさん» Maiさんありがとうございます!待ち遠しく感じてもらえるなんて書きがいがあります♪これからも自由に楽しんでいって下さいね♪ (2020年8月15日 6時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
Mai(プロフ) - もう毎日の通知が待ち遠しいくて、。何回も更新されてないかな?って確認しちゃうくらい大好きです。 (2020年8月15日 3時) (レス) id: b44bd7ea81 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - nettuさん» すみませんはしゃぎすぎました笑 どっちの展開へ転がすか迷ってますが、首を長くして待っていて下さい♪ (2020年8月13日 23時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
nettu(プロフ) - えええいやいや私がみたいなぁって思って‥‥笑 このお話の2人の関係性から面白そうになりそうだなぁってリクエストさせてもらいました!全然いつまでも待ってます!ありがとうございます!! (2020年8月13日 22時) (レス) id: a4fbde7211 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます♪夜の楽しみにして頂けて嬉しいです♪際どい話もありますが笑 自由に楽しんでいって下さい♪ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:南季 | 作成日時:2020年8月4日 22時