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「須藤、ここミスってない？」
「え？」
レジュメを渡せば須藤は頭をかいた
「………すんません、直しときます」
「……おう…、、」
めっっっずらし。
自分の席に戻れば、もう一度振り向いて背中をみる
「……今日飲み行く？」
「また喧嘩でもしたんすかー」
「してないよ」
「倫也さんまだいないんでしたっけ」
「もうしばらくかなぁ」
「まだ寂しーんすか？」
「じゃなくてさ…」
「すんません今日はちょっと」
「………そっか」
定時で上がって、習い事の教室を終えていつもは通らない一本向こうの通りを見ればキラキラ光るネオン街
光に引かれるように入っていけば
「ふふふ…綺麗。………………ん？…須藤？」
目線の先には心なしか足元のおぼつかない須藤の背中
誰かと飲んでたのかな？
「ねぇお姉さん」
「へっ？」
後ろから急に声を掛けられて振り向けば、いかにもな男達
「映画でてる人だよね？」
「………」
「俺見たことあるもん、ファンなんだけど一緒に飲まない？」
ファンだったら映画でてる人だよねなんて言い方しないでしょーよ
「…人違いじゃないですかね、失礼します」
「いやいや待ってよ。奢るからさ」
「自分で稼いでるんで結構です」
手首を掴まれれば、ニヤっと笑われる
「顔、俺のちょー好み。」
「離して下さい」
「じゃあサインちょうだい？だから行こ？」
「ちょっと、本当にやめて下さい」
「いいの？ファンに優しくないってSNSに書いちゃうよ？」
「あ、検索でた、瀬野Aちゃんでしょ？」
「私の名前も知らないなんてファンじゃないじゃん」
「顔のファンなの。あとキスシーン？あはははは！」
「だから離し…っ！」
.
「お待たせ。」
振り向けば、怖い顔の須藤が立っていた
「これ俺のツレなんで。」
ぐんっと手を繋がれて歩かれれば男達はブツクサいいながら去っていった
「………っ、」
手を引かれながらネオン街をぐんぐん歩く須藤の手は大きい
「須藤………っ、」
ピタリと止まった歩みと同時に振り返ってスッと手を離されて、睨まれる
「何やってんすかこんな所で」
「習い事の帰りで……」
「こんな時間まであるんすか」
「あ、いや今日はちょっと残ってやってたから…」
「はぁ……この時間はここら辺危ないんで、あっちの道のがいいですよ」
「あ、うん、ありがと………」
「………送ります。」
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南季(プロフ) - Maiさん» Maiさんありがとうございます！待ち遠しく感じてもらえるなんて書きがいがあります♪これからも自由に楽しんでいって下さいね♪ (2020年8月15日 6時) (
レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
Mai(プロフ) - もう毎日の通知が待ち遠しいくて、。何回も更新されてないかな？って確認しちゃうくらい大好きです。 (2020年8月15日 3時) (レス) id: b44bd7ea81 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - nettuさん» すみませんはしゃぎすぎました笑 どっちの展開へ転がすか迷ってますが、首を長くして待っていて下さい♪ (2020年8月13日 23時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
nettu(プロフ) - えええいやいや私がみたいなぁって思って‥‥笑 このお話の2人の関係性から面白そうになりそうだなぁってリクエストさせてもらいました！全然いつまでも待ってます！ありがとうございます！！ (2020年8月13日 22時) (レス) id: a4fbde7211 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - くらげさん» ありがとうございます♪夜の楽しみにして頂けて嬉しいです♪際どい話もありますが笑 自由に楽しんでいって下さい♪ (2020年8月13日 22時) (レス) id: 200414e1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2020年8月4日 22時
