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スッキリと目が覚めてリビングにいけば、昨日みた画面のまま。
「さっむ……」
開け放されているリビングの窓を閉めれば、ソファで眼鏡をかけたまま眠っている男。
倫也さんはゲームしながらソファで寝落ちしたりする日も多いみたいで、意外にだらしない所もあるんだなぁと気づいた。
「倫也さん？ゲーム切っていい？」
静かに寝かせてあげたいけどもう10時過ぎてるしな
「倫也さんってば。……………え？」
近づいてみれば、いつもより早い呼吸
「倫也さん？うわ、熱っ」
おでこを触れば一瞬でわかる発熱
「倫也さん？ちょっと大丈夫？」
「…寒い……」
「寝室まで歩ける？」
ぐったりとした身体を起こせば、ひどい猫背で立ち上がってずるずると歩く
お姫様だっこでもしてあげられればいいんだけど、
さすがにそれは出来ないから背中に手を当てながら一緒に歩く
ボフンッと倒れ込んだ身体に掛け布団を掛ければ、体温計を取り出して脇に差し込む
「家に氷枕ってある？」
「……無い…」
うつろな目で答えられればピピっという電子音がした
「………ちょっと待ってて」
.
小走りでドラッグストアから帰ってくれば、ゆっくり寝室をあけた
おでこに手をやればさっきより
「………熱い………」
「ん、氷枕いれるね、経口補水液のんで。」
掠れた声に背中を支えながら起こせば、ペットボトルの蓋を外して渡す
ゴッゴッゴッと一気に飲み干す喉仏は男らしい
「おかゆ作ってくるから寝ててね」
コトコトと弱火で鍋の中の米が踊らせて
仕上げに鍋に卵を落とせばトロトロになったお粥が出来上がる
「……………倫也さん、入るよ……」
寝てるかなと思って静かに入れば、細い目と視線が合った
「少し食べて。」
のそりと自分で起き上がった倫也さんは、
あーんと口を半分開けた
「え？」
「……………食べさせて……」
甘えた声に素直にスプーンで少なめに掬ってさしだす
「………ふーふーしてよ……。」
「……………、、、」
猫舌でしたね。って何だこの可愛い生き物。
息を吹きかけて湯気が勢いをなくせば今度は素直にパカっと開いた口に吸い込まれていく
「……もう一口たべれる？」
口を開ける仕草で返事をした倫也さんは、結局お茶碗一杯のお粥をしっかり食べて薬を飲んでから、布団に沈んだ
「隣にいるから何かあったら呼んでね」
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南季(プロフ) - おこげさん» 今日も感想ありがとうございます♪おこげさんも日々闘ってるんですね。感情ぐちゃぐちゃになる時ありますよね〜そしてそんな日は倫也さんに癒されたいです笑 (2020年7月15日 22時) (
レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
おこげ(プロフ) - 電車問題は本当によくわかる…しかも自分が座りたい日に限って、みたいな…怒ってるんだか悲しいんだか分からなくなる時あります笑 (2020年7月15日 22時) (レス) id: e1a6356b83 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - たてまさん» 返信ありがとうございます！ちょっと色々アレンジするかもしれませんが共演話のリクエスト承りました♪ (2020年7月15日 19時) (レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
たてま(プロフ) - イメージ的にはバラエティ的な番組ですかね…。でも、どんなお話でも楽しく読ませてもらえるので大満足です♪ (2020年7月15日 19時) (レス) id: df5865b9ca (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - るーーさん» 今日もコメント&リクエストありがとうございます！主人公目線じゃないお話も好いてくれて嬉しいです♪倫也さんsideのお話はこれからいくつか出てくる予定なので、もうしばらくお待ち下さい♪ (2020年7月14日 22時) (レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2020年7月1日 20時
