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「意地はってないで言葉にしてよ？言われないとわかんないって俺もスーパーマンじゃないんだよ？」
「……私はもうわかったから。」
「はぁっ？」
「ごめん、ほんとこんなんで。萎えるよね」
「だから何言ってっかわかるように言ってよ、勝手に一人で納得して答えだすなって」
「……………ごめん、」
「ちょっと！」
席を立って鞄を掴むと、その腕を掴まれた
「帰んの？この状況で？俺まだ何もわかってない」
「だからわかんなくていいってば！」
「…何で泣いてんの………ねぇ、俺なんかした…？」
「っしらない！」
「……………A……。」
ぎゅうっと抱きしめられて、逃げられない
「もう、やだ……………。」
「……………」
「離して」
「……………やだ。」
「ずるいよ」
「……………ねぇ…、お願い言って……………」
「自分は言わないくせに。」
「……………俺に何言って欲しいの」
「…………今思ってることだよ」
「………………………………………好きだよ。」
ーーーバチンッッッ！！！！
振り向いて思いっきりぶてば倫也さんの前髪が乱れた
「……………って…。」
「…………っ、」
「………………………………………何。」
「嘘つき。」
「なんで叩かれたの俺。」
「嘘つき。」
「俺が何したの。」
「もう、いい。」
「待ってよ」
無視して玄関に向かえば
「待ってって。」
靴を履こうとして腕を掴まれる
「このまま帰られたら俺どうしたらいいの」
「……………」
「……………」
「………んっ！」
壁に押さえつけられて唇を強引に奪われれば、合わせた瞬間にガチッ！と当たって唇が切れた
「やだっ！！」
とめどなく繰り返される口づけと服を捲り上げられる手が
「や、だ……………っ、」
「……………、、」
また泣き始めた私に倫也さんの手は引いて、痛そうな顔で見下ろされる
「……………泣かないでよ……」
「………だいっっきらい。」
ドアを出れば、あの時と同じように追いかけてくることはなかった。
今日の朝に多波さんから送られてきた写真は、車の中で綺麗な女の人とキスをする紛れもない倫也さんだった。それから腕を組んでホテルに入っていく写真も。
私とは違う、大人の女性。
写真だけでもわかる、濃厚なキス。
幸せそうに、微笑んだ横顔が絵みたいに綺麗だった。
その美しさがまた、私の心をズタズタに引き裂いた。
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南季(プロフ) - おこげさん» 今日も感想ありがとうございます♪おこげさんも日々闘ってるんですね。感情ぐちゃぐちゃになる時ありますよね〜そしてそんな日は倫也さんに癒されたいです笑 (2020年7月15日 22時) (
レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
おこげ(プロフ) - 電車問題は本当によくわかる…しかも自分が座りたい日に限って、みたいな…怒ってるんだか悲しいんだか分からなくなる時あります笑 (2020年7月15日 22時) (レス) id: e1a6356b83 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - たてまさん» 返信ありがとうございます！ちょっと色々アレンジするかもしれませんが共演話のリクエスト承りました♪ (2020年7月15日 19時) (レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
たてま(プロフ) - イメージ的にはバラエティ的な番組ですかね…。でも、どんなお話でも楽しく読ませてもらえるので大満足です♪ (2020年7月15日 19時) (レス) id: df5865b9ca (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - るーーさん» 今日もコメント&リクエストありがとうございます！主人公目線じゃないお話も好いてくれて嬉しいです♪倫也さんsideのお話はこれからいくつか出てくる予定なので、もうしばらくお待ち下さい♪ (2020年7月14日 22時) (レス) id: 590d7519f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：南季
| 作成日時：2020年7月1日 20時
