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216〜倫也side〜 ページ1

〜倫也side〜





「ほら、ちゃんとしといで。」


「…ん……」


「歩ける?」


「………倫也さん………」


「ん?」


「……おや、すみ………」


「……………。」


ぼふんっと布団に倒れ込んだ眠り姫を覗き込めば、
既にスースーと気持ち良さそうな寝息



よっ、とお姫様抱っこをすれば、
また無意識に脚がクロスする。


「まだ我慢してよ?」


個室を開けて便座に座らせれば、正面にしゃがんで
まだウトウトと眠っている頬をたたく


「……A?………A、起きて。」


「んん……………、、」


「トイレ。ついたよ。目開けて。」


そう言うと、やっと覚醒したらしい彼女とパチンと目が合って、ほっと息を吐いた



「よかっ…「え……?うわっ、やだ、トイレでなにやってんの……?」


「………………。」


「倫也さんってこうゆう系の趣味もあるの…?
………本当変態。」


軽蔑するような目で見られて何かがぷちんと切れた。


「…………だったら本当にここでするとこ見ててやろーか?」


立ち上がって個室の入口に肘を寄りかからせながら細い目で見下ろす俺は、多分結構カチンときている


「最っ低。ど変態。何考えてんの?」


「………お前もう次は起こさないからな?」


「はぁ?」


「俺が起こさなかったらA絶対おねしょしてたよ」


「またそういう下らない冗談ばっかり言って恥ずかしくないの?」


「マジで。」


「はいはいはい良かったですね」


「次から本当に起こさないからな?」


「どうぞー」


「そしたら須藤くんと一生笑ってやるからな?」


「しつこい。もう出てよ。なに?本当に見る気なの?私そういうの…」



言いかけた言葉にバタン!と閉めればベッドの方に歩いた




しばらくして戻ってきた彼女が布団に潜りこめば、そのまま馬乗りになった


「もう眠い、」

「知らね。」

「寝るってば」

「そういってすぐ気持ち良くなるくせに」

「本当に眠いからやめて」

「じゃあ寝てみろよ。」




結局さっきのムカつきでいつもより意地悪になった俺に翻弄された彼女は、眠気と快楽の狭間を繰り返して最後は意識を失うようにベッドに沈んだ

217→



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設定タグ:中村倫也 , 俳優 , 甘裏   
作品ジャンル:恋愛
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南季(プロフ) - りくさん» この後もまだ出てきます笑 (2021年10月8日 18時) (レス) id: fd1cbec3c0 (このIDを非表示/違反報告)
りく - トイレネタ多すぎません? (2021年10月8日 18時) (レス) @page49 id: ae37844b20 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - ぱんださん» ぱんださんめちゃくちゃ嬉しいコメントありがとうございます!夜の部多くてすみません…何とか妄想力で補って読み進めてみて下さい…笑 (2020年10月15日 5時) (レス) id: 7d54d4568a (このIDを非表示/違反報告)
ぱんだ - くっ、悔しいぃ泣泣泣 夜の部見れない、、、でも普通のめっちゃおもろいから許す←←←てめぇだれだよ                      あ、面白くて、5まで一気読み中でございます!頑張って下さい! (2020年10月14日 22時) (レス) id: 71bc003a51 (このIDを非表示/違反報告)
南季(プロフ) - yuki sさん» 5まで読んでくれたんですね!ありがとうございます♪なるほどそんな風に見えましたか笑 確かに女友達出してませんね〜せっかくだから素敵男子達に囲まれた日々を描きたかったんだと思いますすみません笑 須藤くん私も好きすぎてパラレルワールド描きたくなってます笑 (2020年8月28日 21時) (レス) id: 60f5434b3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:南季 | 作成日時:2020年5月18日 19時

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