ベト(2)の食事。 ページ10
ｲﾙ「おぉ〜
これが、ベト(2)の食事… 豪華になってる〜」
そう言い、僕は目を輝かせた。
ﾅｷﾞ「ふふっ。 良かったね。入間。」
ｱｽﾞ「はぁ、おい。渚。」
ﾅｷﾞ「？ なぁに？」
ｱｽﾞ「お前、イルマ様の妹、だよな？」
ﾅｷﾞ「？ そうだけど。」
え、まさか、渚を男だと疑ってる…!!?
バレたら、渚の黒歴史に確定しちゃうけど…
ｱｽﾞ「妹なのに、兄である入間様のSDなのか？
普通、逆な気がするし、兄妹がSD、なんて、聞いたこ とがないぞ。」
あ、そっち!!?
それはそれでバレたらまあまあやばい気がするんだけど…
ﾅｷﾞ「あぁ、それはねアスモデウス君。 おじいちゃんが、見ず知らずの悪魔に大事な孫を守らせるかって。最初はオペラさんで、十分な気がしたんだけどオペラさん忙しいから、もう私でいいでしょってなったの。」
渚は台本を見ているかのように流暢に、本当のことを言っているかのように喋った。
ｱｽﾞ「…あんなに過保護な理事長だから、有り得るな。」
ﾅｷﾞ「ふふっ。でしょ？」
僕も騙されそうになっちゃった…
ｲﾙ「それにしても、人、少ないね…
1年塔の入口がこんなにガラガラなの初めて見た…」
ｱｽﾞ「えぇ、実は…」
？「あの!!」
アズくんが喋ろうとしている時、女の子の声が聞こえた。
誰だろう？
？「アスモデウス様と、渚様、ですよね？」
ｱｽﾞ「あぁ。」
ﾅｷﾞ「うん。 そうだけど。」
女子1「きゃあ!! 本物だぁ!!」
そう一番最初にアズ君と渚に声を掛けた女子が僕の上に乗っかってきた。
女子2「握手!! 握手!!」
お、重い… 誰か、助けて…
ﾅｷﾞ「あ、大丈夫？入間。」
そう言って、渚が僕の手を引き、助けてくれた。
ｲﾙ「あ、ありがとう…ｹﾞｯｿﾘ」
女子1「イルマ？」
女子3「特待生の？」
女子4「あ、知ってる!!」
女子4「教師を侍らせて、きたの猛獣を操ったって言う!!
極悪魔!!」
ﾅｷﾞ「え、それ、ホント…？ 入間…」
めっちゃ渚に引かれてるんですけど…
ｲﾙ「ヴ、う”う”ん、びっ、微妙に脚色されてる!!!!」
ﾅｷﾞ「微妙にってことは…まさか、やったの？」
ｲﾙ「あ、あれは不可抗力だよ…!!」
女子4「近ずいたら襲われるわよ!!」
ｲﾙ「いえっ、あの…」
女子1「え〜でも、ランクはアレフ(1)でしょ？」
ﾅｷﾞ「はぁ…」
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MOMON(プロフ) - 評価ありがとうございます！！ (3月22日 18時) (
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作者名：MOMON | 作成日時：2024年3月19日 22時
