師団披露(バトラパーティ)の出し物。 ページ25
アズ「入間様と渚はやはり理事長が参観に?」
イル「うん。でもやっぱり仕事?が忙しいみたいで。
アズくんのところは?」
アズ「あ、うちは母が来ようとしてるので
全力で止めます。」
アズ君が満面の笑みでそう言った。
ん? 今なんて?
イル「え…」
アズ「止めます。」
綺麗な笑みでもう一度言った。
そ、そう…が、頑張って。
イル「渚? さっきから喋ってないけど大丈夫?」
僕がさっきから一言も喋らない渚に大丈夫か聞いてみると…
ナギ「……(キリヲ先輩の波長が可笑しい…
体調が悪いのもあるんだろうけど、何かを企んでる、みたいな…)」
? 渚?
イル「渚? どうしたの? 具合でも悪いの?」
ナギ「……(少し探りを入れるべき?
でも、もし僕にも叶わない強敵だったら?
3代目死神と恐れられているだけあって、人間の中だったらそれなりに強い方なんだろうけど、
クラップスタナーが悪魔相手でも効くかすら怪しい。
そのせいで誰かが巻き込まれるのはなんとしてでも裂けたいし…
どうしよう…)」
イル「渚、渚!!?」
ナギ「!? あ、ごめん入間、なに?」
イル「いや、別に大した話題じゃなかったから良いけど珍しいね。 渚が反応しないの。」
いつも僕がなにか言いたそうにしてる時ですらすぐ分かるのに…
アズ「入間様からの有り難きお言葉だぞ!! 聴き逃してどうする!!?」
そこまでの話題じゃないって僕さっき言ったよね!!?
ナギ「ごめん、ちょっと考え事しててさ。」
そんなに重要な考え事だったのかな?
クラ「だいじょじょぶ? 体調悪いの?」
クララ…それを言うなら大丈夫?でしょ。
ナギ「かもしれない。 ちょっと頭冷やしてくるね。」
大丈夫かな?
キリ「気ぃつけてな〜
にしても、師団参観懐かしいなぁ。」
イル「先輩の時はご両親が?」
キリ「いやぁ、親やのうて魔具研の先輩が来てくれたんやけど
僕の…まぁ保護者代わりみたいなお人でな。
今でもよくアドバイスを…」
ペルルルル
キリ「おっ噂をすれば本人やわ。」
ペルルルル
ピッ
キリ「はいもしも…『てめぇさっさとワンコールで出ろ!
このクソメガネ!!』
キーン
皆が一斉にギョッとした。
キリ「はぁ、すんません兄さん」
まだなにか喋っているのが聞こえるが、距離のせいでよく聞こえない。 聞くつもりはさらさらないけどね。
イル「なっなんかすごい人だね」
クララがクワンクワンと耳を痛そうにしてる。
大丈夫かな?クララとキリヲ先輩
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MOMON(プロフ) - 評価ありがとうございます!! (3月22日 18時) (レス) id: 14653b53e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MOMON | 作成日時:2024年3月19日 22時