処刑玉砲師団 ページ19
ｻﾘ「ん"ん"ｯ 我が孫可愛すぎ〜!!」
ｲﾙ「え、えっと…も、もうこれでいいの？」
ｻﾘ「そうだね〜 じゃあ、物は試しだ!!復唱してみて!!
“ラファイア”! 指を立ててね!!」
ｲﾙ「えっ でも」
と言い、僕が思い出したのは、“リ･ベ−ラ”、という呪文を唱え、龍が出てきたことだ。
あんなヒヤヒヤする魔術は出したくないんだけど…？
ﾅｷﾞ「大丈夫だよ、入間……多分ね。(ボソッ)」
…最後のは聞かなかったことにしておこう。
スっ
ｲﾙ「う−ん… らっ“ラファイア”」
僕は指を立てながらその呪文を唱えた。
ボッ
ｲﾙ「おぉ〜 火!!」
呪文を唱えると、小さめな火が出てきた。
ｻﾘ「それが小悪魔(デビル)モ−ドね。
その次が悪魔(デ−モン)モ−ドで、」
カチ
ｻﾘ「で、これが魔神(イフリート)モ−ドね。」
ボワアアアアア
小悪魔(デビル)モ−ドと比べ物にならないほどのすごい勢いの火が出てきた。
ちょっと髪の毛焦げたよ!!!?
プスプスっていってるし…
ｻﾘ「危ないから普段は小悪魔(デビル)で過ごしてね。」
ｲﾙ「はい(呆)」
もう、疲れた…
ｻﾘ「でも本当に危険な時はこの呪文。」
え？ 魔神(イフリート)じゃなくて？
ｻﾘ「パンドル−ラ。」
？ 何その呪文、と思いつつ、
ｲﾙ「？ パン…」
その唱えようとする口は途中で止められた。
何故って？ だって、おじいちゃんが僕の口を塞いだから。
ｻﾘ「緊急時だ〜け!! めっ
これは魔力全開放の呪文だよ。
指輪の中の魔力を全部使っちゃう超必殺技だから。気をつけてね。」
ｲﾙ「はっ、はい…」
僕は指輪を見ながら返事をした。
魔力全開放の呪文…そんな呪文を唱える機会がないといいな
ﾅｷﾞ「おじいちゃん、それって僕も同じ？」
ｻﾘ「そう!! 渚くんも気を付けてね〜？」
───
先輩「う−ん。 期待していたよりは惜しい感じだったけど。
なかなかいい球だったよ!!
興味があったらぜひ入団してくれ!!」
先輩「話題の入間が来れば宣伝になるしな!!」
先輩二人にそう言われる。
ｲﾙ「はい。」
ｱｽﾞ「入間様、お疲れ様でした!! タオルです。」
アズくんはそう言い、僕にタオルを渡してくる。
ｲﾙ「うん。 ありがとう。」
僕はそのタオルを受けとりお礼を言った。
ｲﾙ「あっ、喉乾いたからジュ−ス買ってくるね。」
ｱｽﾞ「私が…」
ｲﾙ「大丈夫!! 先に見学行ってて!!」
僕は半ば強引にその場を去った。
ﾅｷﾞ「あれ、入間？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MOMON(プロフ) - 評価ありがとうございます！！ (3月22日 18時) (
レス) id: 14653b53e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MOMON | 作成日時：2024年3月19日 22時
