二人で一人の私 (ページ9)

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うぅ〜、ごめんなさい…

Aからのメモ書きに反省しつつ、帰り支度を始める。

入れ替わりまで、後2時間ほどある。

このあと、先生とお兄ちゃんと私でお話をして転入手続きの残りとかをやるから遅くなるかもな〜

沙也加ちゃんは、彼氏さんとぴょんぴょん跳びながら帰っていった。

ほんまに…かわいいなぁ

打ち合わせや、お話が30分ほどありようやく帰れる時間になった。

今から帰ることをママに報告しようとポケットからスマホをとる。

あれ？ない…

他のポケットも見るがどこにもスマホらしきものはどこにもなく…

『ごめん、お兄ちゃん！スマホ教室に忘れた…先行ってて！すぐ追いつくから！』
紫耀「、わかった！」

ダッシュで階段を上がり、教室まで行く。

そしたら、可愛い顔立ちの男の子が一人残っていた。

確か…隣の席の、、大西くん？だっけ

流「えっと……どしたん？」
『スマホを取りに…』

そう言って、机の中からスマホを探す。

『あった！』

奥に手を入れたらちょうどスマホがあって安心した。

ゆっくりと立ち上がる。そしたら、急に腕を引っ張られた。

『え？あの…』

壁の方におしやられ、まじまじと見られる。

ここまで男子と至近距離でいたことがないので、心臓の音がドクドクしている。

そして、告げられた。

流「あんた、平野Aさんやないよな？」
『…え？』