二人で一人の私 (ページ25)

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午前の授業ともに、お昼、午後の授業とながいことを終え、帰りの時間。

大橋さんと話せるわけもなく、今日という日は終わりを告げつつある。

大「一緒に帰ろ？」
『はい』

なんで、一緒に帰ることになったのか今だに不明だが横一列で帰っている。

大「二人で話すのは初めてやな」
『そう…ですね』

改めて言われると緊張してしまうが、何故だか分からないが居心地が良かった

『どうして誘ってくれたのですか？』
大「、、、羨ましかったから…？」

…？、、羨ましかった…とは、どういう意味でしょうか？

『そうですか』
大「…Aさん、はっすんのこと好きやろ？」

『え……』

バレて……

…入れ替わり！

さっきの表情はなくなり、前に倒れる自分。

大「Aさん！？」

大橋さん同様支えてくれたから頭を打つことはなかったが…

『ん？ん…』

顔を上げるとまた、知らない人に抱きしめられてた。

『え…うわ！え？今度は…違う人…！え？！わ！』
大「危ないで！」

『わ！』

このパターン2回目…なにかあったのかな…2回も同じミスをする子じゃないのに

本当に抱きしめられてたとか？

大「大丈夫？なんか、人が…魂が入れ替わったみたいやったけど…」
『あ、え？は、、えっと…びっくりしただけです』

大「そっか………さっきの話なんやけど、はっすんのこと好き？」
『え？』