二人で一人の私 (ページ15)

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『？』

ここどこでしょうか？

！？
　
いきなりドシッとした重みが来た。

『え？』

すぐにその重みからは解放されたが、心臓の音はうるさくて…

和「よかった」

震えた声で言ってくれた。

『あの…なにかあったのでしょうか？』

全く私には記憶がない。
倒れたのであれば、乃愛が関係しているとしかおもえなかった。

和「詳細は、大ちゃんしか分からんけどしゃがみこんで急に倒れたんやって」

『…そうなのですね』

倒れた、、乃愛…二重人格…

単語が次々に出てくる。それでもなにがあったのか分からない。

和「お兄さん心配しとったで」
『え？そうなのですか？』
和「うん。さっきまでいたんやけど…呼び出されて」

お兄さんにも心配かけたのですね…
倒れる原因といったら昨日のことでしょうか？

乃愛、、、教えて下さいよ…

和「大丈夫？」
『？』

和「顔色悪いけど…」
『、、大丈夫です。私、行きますね』

ベッドから起き上がり、教室まで向かった。

和「、、、」