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、
side恭平
「おかしいおかしいおかしい」
「なんやねん恭平うっさいぞ」
俺がスマホを右手に握りしめたまま
左手で頭を掻きむしると
丈くんに咎められる。
たまに、あまり使われていない校舎の
空き教室でたむろする俺らだが
今日は俺と丈くん、流星、大吾くんの4人。
お金もそんなないしって
4人で自販機で100円のパックジュース買って
教室に入り、各々好きなところに座るけど
今日はやけに誰も口を開かなくて
おまけに、明日遊ぶ約束をしている長尾に連絡しても
いつもなら秒で返してくるくせに
一向に既読にならへんし
なら一緒に帰ったみっちーは？と思うもこっちも
連絡返ってこうへん。
いや、こんなん別に
スマホ見てへんだけかもしれんし電源落ちてるんかもしれへんし
普段なら、まあえっか
ぐらいにしか思わへんねんけど
「Aは連絡通じるんかな」
妙に胸がざわついて電話をかけるも
案の定、電話に出えへん。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年11月6日 23時
