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『…大橋さんと過去に何があったか知らんけど
今こんなことする理由はなんやねん』
「なあ。私年上なんやけど？
敬語の使い方も知らんの？」
カツカツとピンヒールを鳴らして私の真前で止まった女は
私の足を思いっきりそのピンヒールで踏んだ。
『いっ…』
左脚の甲に激痛が走る。
今すぐにでも殴り飛ばしてやりたい。
でも、状況の理解ができていない今、
きっと主犯者であるこの女に手を出すのはマズいことは私にもわかる。
『いっっっ』
私が手を出さないことに不満を覚えてか
再び私の足を踏んだ女は、そこから足を退かさないむま話を始めた。
「和也は私の彼氏やってん。
でもさー和也よりお金持ってて素敵な男性が私に惚れちゃってさ」
痛みに耐えながら私は黙って話を聞いた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年11月6日 23時
