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、
side大吾
昼休みも終わりかけ、
Aちゃんを教室まで送った俺は
階段で恭平に出会った。
「あれ、一年のとこいってたん？」
1年の教室がある3階から降りてきた恭平に話しかける。
「あ、はい今来て。小春送ってました」
「あれ？別れたんちゃうん？」
小春って確か恭平の彼女やんな？
道枝が別れたとか言ってた気がするんやけど。
「まあ…別れたんすけど色々あって」
大橋くんから聞いてません？
と聞かれてピンときた。
はっすんとAちゃん昨日、
出かけてるはずやし
恭平と小春って子が
Aちゃんの悩みに関連してるんちゃうか？
恭平も別れた女に構うなんて
何考えてるんかわからんけど。
「なんも聞いてへんけど。
あ、俺、Aちゃんに告ったから」
「え？」
恭平の瞳が揺れる。
お前も無自覚はいい加減にしろよ。
「悪いけど、譲らんからな」
俺は恭平の肩をポンとたたいて
階段を降りた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年11月6日 23時
