浪速漢組の青春物語3 (ページ43)

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、

私が？

好き？

恭平を？

「おい、聞いてるん」

昨日大橋くんから言われた言葉が頭から離れず
寝不足だ。

今だってずっと悩んでいる。

当の本人はまだ学校に来ていなくて
小春ちゃんと一緒にいるのだろうか、なんて
そんなモヤモヤした感情も生まれてくる。

「おいっ」

『は、すみません』

「弁当、食べへんの？」

そう言われて初めて

お弁当を2人で食べようなんて
強引に大吾くんに誘われて屋上に来ていたのに

お弁当の蓋も開けずにいたことにに気づく。

『食べます食べます、いただきます』

慌ててお弁当をあけ、龍太特製弁当を頬張る。

「なんか悩んでるん？」

『へ？ふぉんなことふぁいですよ』

「飲み込んでからしゃべって」

おにぎりを口に入れながら喋る私を大吾くんがこつく。

よく噛んで飲み込んでから再度
返事をすると

「悩んでない奴がぼーっとするか？」

嘘つくな、と次はデコピンをされた。