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、
side恭平
大橋くんの行きつけのカフェの店員の神山さんの後ろ姿を見て
『かっこいい…』
と右隣のAが呟く。
「え？Aちゃん、神山さんみたいな感じがタイプなん？」
そういえば彼女から好きなタイプの話を聞いたことはない。
俺も大橋くんも興味津々で、俺の向かいに座る大橋くんは身を乗り出して尋ねた。
『タイプってわからへんけど…なんか
落ち着いてて大人な感じが素敵やなって』
ということは、Aは
年上の男が好きなんか？
「へぇーそうなんやあ。
神山さんは彼女いはるけどなあ」
『別に、狙いたいわけちゃいますよ』
神山さんに彼女がいると聞いて妙にホッとしている俺は
『恭平、ついてきたわりに喋らんな？』
大丈夫？と顔を覗き込む彼女に…
「大丈夫」
素っ気ない態度をとってしまった。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年11月6日 23時
