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、
side大吾
「どないしたん？」
丈が汗を首にかけたタオルで拭いながら
大橋に尋ねる。
大橋からの話をざっとまとめると
2年前、大橋と色々あった女と再会して
道枝や長尾を可愛いと言っていた。
そして、Aちゃんのことは気に入らないと言っていた。
こんなところだろう。
「…変な奴らと繋がってる可能性も大いにあるもんな」
丈がポロッとそんなことをこぼせば
「ごめん…俺のせいで」
はっすんが自責するような顔をするから
俺ははぁっと大きなため息をついた。
「あの女が最低なだけで
はっすんはあの時から一個も悪いことしてへんねんから
謝る必要ないやろ」
「そうやで。俺らがいますべきなのは
道枝長尾と…室を守ることや」
丈は
室、と言う名前を出すのを躊躇ったが
はっすんの両肩を掴んで目を見ながらしっかりと伝えていた。
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作者名：Runaaaaa
| 作成日時：2020年11月6日 23時
